夢を見た。
誰かの手が、目の前に伸びている。
手しか見えないけれど、その手は何かを訴えている。
掴んで欲しい、ここから引きずり出して欲しい。
そう訴えている。
自分はすぐさま手を伸ばした。
けれど、反射的にその手をすぐに引っ込めた。
掴みたい。掴んであげたい。引きずり出してあげたい。
そう思って、伸ばした自分の手。
でも、この手はそれが出来ない。
何故なら、自分の手は血塗れだったからだ。
何故血塗れなのか。
それはわからない。
だけど、それ故に伸ばされた手を掴んであげられない事がもどかしくて。
悔しくて。
涙が出そうになった。
・・・そこで目が覚めた。
一体どういうことなのかはよくわからない。
でも、自分は手を伸ばされたとき、その手を掴んであげることができるのだろうか。
血塗れということはないとしても。
受け入れられることばかり望んで。
はたして自分は受け入れることができるのか。
その夢のおかげで寝不足で。
そんなことを一日考えていた。