スポーツ指導者が「あること」を始めて数分後には、絶句するぐらい、あるいは笑い出すぐらい違いに歴然とした差の出る、体の使い方のコツがあります。

あまりに簡単です。そして重要です。現代人のほとんどが知らずに慣れてしまっている、ある「ずれ」です。これを補正するだけで首肩のコリや頭痛や目の疲れや、スポーツであればフォームも視野も、ボールや相手やコートの見え方もことごとく変わります。

身体の使い方（整え方）を研究して30年になります。先日気が付いた、重要なことがありました。あることがらのベストの方法を探す時、「陰陽両極を取り入れる」と全然違うということを過去お話ししてきました。

では「体の使い方」というので「陰陽」は何か？ともう一歩踏み込んで考えてみたのです。身体の使い方というのは「出力」です。投げる、打つ、走る、パソコンを打つ、執筆するなどなど、作業や行為は出力です。力を「出す」方です。

身体の使い方を説くとき、ほとんどのコツややり方は「出力方法」に偏っています。でも、出すためには「入れる」必要があります。行為行動反射対応などのあなたがなす出力に対応して「入れる」ものとは何でしょうか。

それは「情報」です。

熱いものに触れると、その強烈な熱刺激という情報が入力されて「とっさに手を引っ込める」という動作が出力されます。べっぴんさんが目の前にいる、イケメンが目の前にいるという情報が入力されて「鼻の下が伸びる」という行為が出力されます。

肩こりという「肩に持続的に緊張＝停止状態の動作が続いている状況」が続いているとしたら、それは「肩にずっと力を入れ続ける必要のある情報」をキャッチし続けている可能性があります。

この「肩こりと情報」の話はまた別に書きます。

今日の問いかけは「情報の入力」と、角度から見た身体や体の使い方の話です。動作や運動のフォーム、からだの使い方を良いものにしたいと思ったら、何より先に手を付けるのは「情報が正しく取れているか」ということだったのです。

ゆがんだ鏡を見て化粧をすると、たぶん恐ろしいことになります。狂った温度計を風呂に入れれば、風邪かやけどします。高度計が狂った飛行機は、事故を起こす可能性がてきめんに高くなるでしょう。

今回ぜひとも伝えたいと感じているのは、人は温度計をお風呂に突っ込んでいるつもりで、つっこまないで風呂の温度を測っているようなことをしているということなのです。

それも、もっとも情報量が多い「視覚」を通じてです。この視覚の補正をするだけで、40年固まっていた首のコリがほぐれ始めたり、子どもの頃からの股関節異常ですっすと歩けなかった方が、見たことのない速さで軽快に歩けるようになったりしています。

私個人の体験としては、本を読んだりパソコンを打ちながら、肩こりを取るというようなことができる（可能性がある）ということが明らかになりました。

実践した人は、景色の見え方から人との接し方、文字の見え方などがことごとく変わります。だから、動作行動反射反応の回路が変わります。おまけにものすごく簡単です。眼鏡をかけるよりは時間はかかりますが、自転車に乗れるようになるよりずっと簡単です。

ついでに言うと人相もかわり、表情は柔和になり、いい表情に変わります。顎関節はゆるみ呼吸も深くなります。それだけのことが「数秒でできるあること」をするだけで近づいていけるようになります。

私たちの視覚はものすごくずれているのです。偏った情報で体を動かしているのです。それを補正するのが何より最優先なのです。それは何かというのは、次回詳しく説明します。

とにかく動かし方を工夫する前に「情報の取り入れ方」を補正する必要があったのです。

進化体操＆とろける整体のすべての一日講習では、なにより先にこの「情報の入力問題」を講習しています。

お急ぎの方は講座にどうぞ。

★2/13（月）★東京「進化体操ととろける整体講座」
　 https://goo.gl/wiEJxP
　　※満員御礼！キャンセル待ちでお申込み下さい

★2/26（日）★大阪「進化体操１日講習」
　 https://goo.gl/CeuvI3
　　※残席まだ少し余裕あります

「からだの使い方、こうして改善！」
最新情報メルマガ

進化体操ととろける整体の講座で登場する
「からだの使い方」を
実際に実行した人からの声を主に、
最新情報と解説を加えて紹介していく
メールマガジンです。
（不定期発行/無料）

お申込みはこちらから
↓

click

　　　　　こちらもクリックお願いします

　　　　　にほんブログ村

　　　　　

　　　　　にほんブログ村

先にやることがあるやろ！