年が明けて、一年で一番寒い時期になり春に向かって

「冷たい水をちびちび」と大量に飲む時期になります。

と書いてきました。

夏が湿った空気の中で、汗という水を外に出すことで身体を整えようとする季節なら、真冬は乾燥した空気の中で、水を満たすことで身体を整えようとする時期だと考えられます。

陰と陽、バランスです。

夏に汗をかかない生活を想定すると、相当まずそうに思います。汗と一緒に捨てたいものもあるだろうし、体温調節機能にも密接にかかわるだろうし。

「夏に汗を出して身体を冷やす」ということと対極にあると考えれば、「冬に身体に水を満たす」ということは温める行為だといえます。人間の体重に対する水分量は、赤ちゃんが一番瑞々しく、年を取るにつれて含水率は下がります。

しわが寄るのも無理はない話です。その一番瑞々しい赤ちゃんの体温が一番高い。水気がなくなってくる頃、体温も下がってきます。

野口晴哉先生の息子さんが、「よし、今年は徹底して水を飲むぞ」と決めた年がありました。なんやかんやで二リットルぐらい飲んでいたのではないか、と書かれていました。すると、ほんとに寒さを感じる度合いがてきめんに下がってしまった。

そこで嫌なお客さんが来たら、わざと暖房の入っていない客間に案内したそうです。そこで涼しい顔で(笑)応対すると、みなさんすぐに帰って行かれたそうです。

私も年明けから飲み始めました。量も一リットル前後です。

さてどうなるかは後に書きます。
足はまだ冷えます。

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初冬の水分③