義母は予断を許さない状態でありました


この状態が1週間や2週間続く場合もあるし、

すぐに急変してしまうこともあり


なんとも言えないと病院側に言われ


数時間見守っていましたが、義母の容態に変化がなかったため


(取り扱いの面倒な)義父を家に戻すため、

義弟だけを病院に残し、私達は一旦帰宅することにしました。


隠居に義父を送り届けたあと



夫は



「じゃあ、俺は戻って(単身赴任先)みるから」




と、サラッと言いました。


え⁉️


「〇〇(赴任地)に今から帰るの?」


「うん、明日仕事だし」



「あのさ、お義母さんの状況わかってる?

直ぐに亡くなってもおかしくないんだよ?


夫くん〇〇のアパートに帰ったら、すぐビール飲むよね?

(夫は365日ビールを飲まない日がありません。)



「う、うん」



「ビール飲んじゃってから病院から呼び出しあったらどうするの?


車の運転できなくなるよね?


代行で来るの?


◯時間以上掛かるよね?


時間だけじゃなくて、代行代いくらかかると思う?何万円だよね?


私が夫くんを迎えに行くの?

往復で何時間かかると思う?

病院から呼び出しが来て、着くまでどのくらい掛かると思う?間に合わないよね?」


「 ‥‥  」


「あの お義母さんの様子だと

今夜だって危ないと思うんだけど。


自宅に居れば夫くんがビール飲んじゃっても私が運転して夫くんを乗せて病院に行けるよね?


明日仕事に行くんだったら早起きして行ったら良いんだよ。

その分早く寝れば良いじゃない。


今夜は絶対コッチ(自宅)に居たほうがいいよ‼️」



「‥    わかった。そうするよ。」



えーーーーー汗

私に言われないと わからない事なの?


義弟は病院に泊まってくれてるんだよ。

スーツのまま。

着替えもなく。

お風呂も入れず。

 

それなのにフツーに赴任地に戻ってビール飲んで(缶ビール数本)寝ようと思ってたって‥ガーン



「とりあえず、いつ呼び出しが来るかもしれないから

お風呂急いで入っちゃって!


私はコンビニで何か買ってくるから!」



食欲はありませんでしたが

何か食べておかないと、この先食べてる暇がなくなるかもしれませんし、


少食な夫でもサクッと食べられるレタスたっぷりサンドウィッチを買ってきて2人で食べましたょ


意外と食べられるもんですね

気が張っていたのでしょう

食べ始めたらペロリでした目




その後私がお風呂に入って、出て、着替えをしていると


夫が誰かと電話で話している声が聞こえました


「誰と話してたの?」



「義弟。

お袋の心拍数が下がって来たんだって。


様子見てみて、また連絡ちょうだいって返事したよ。」



「え⁉️

心拍数が下がってきた⁉️

マズイじゃん‼️


様子見てじゃなくて


今から病院に向かうよ!って連絡して‼️


病院すぐ行こう‼️」


先程の義母は安らかに眠っている感じではなく

体全体で息をしていて

息が苦しいんだろうなってわかったんです

(肺炎ですからね)


あれじゃ相当体力使うよな‥って


その状態で心拍数が下がってきたら‥


様子を見て‥なんて呑気な事言ってる場合じゃない‼️って思ったんです


悪くなっていったら、回復できる体力ないだろうと‥



夫は私の勢いに押されて

「う、うん、わかった。」


「LINEしたよ。

義弟から了解って返信きたよ。

義弟嫁さんも来るって」


「じゃ、お義父さんに病院行ってくるって言って来て‼️」



義父を連れて行くという考えはありませんでした。

先程の様子を見ても

義父も行きたいとは絶対言わないでしょう。


(実際、家で待ってるとの返事でした)


義父を連れて行くだけ足手まといというのが本音でしたが。



病院に駆けつけると、

義母は

待っていたかのように、みるみるうちに心拍数が下がっていきました


夫、私、義弟、義弟嫁が交互に一言づつ義母に大声で声を掛けます


義母はその度に少し持ち直したり、また下がったりを繰り返しながら


やがて息を引き取りました。


看護師さんは


「こんなに沢山のご家族が立ち会ってお見送りされるって、あまりないんですよ。

義母さん、お幸せですね。」


と静かに仰いました。


皆んなで最期に立ち会うことができて良かったと思います。(義父除いてですが)


夫に後ほど言いましたよ


「ね、

あの時

様子見ないで、直ぐに病院行って良かったでしょ」


「そうだね。

ありがとう。」



まったくむかっむかっむかっむかっむかっ