皆さんは「恋物語」は好きですか?
韓国の伝説に百済の王子様と新羅のお姫様の恋物語と宮南池(クンナムジ)を一緒に紹介します。
紹介する恋物語は薯童謠(ソドンヨ)です。
歴史の中の伝説であるソドンヨ物語を簡単に紹介すると次のようです。
百済の薯童王子(ソドン王子)は父親である王の命令を受けて、商人に偽装し新羅に潜入してスパイとして活動します。
ある日ソドンは善化王女(ソンファ王女)と偶然出会い、二人は恋に落ちました。
ソドンと善化王女はお互いの愛を成就させる為に「善化王女は誰にも気付かれないうちにお嫁さんに行き、ソドンを密かに抱いていく」という内容の薯童謠(ソドンヨ)を作って子供たちがマメに歌うように仕向けました。
薯童謠(ソドンヨ)は子供たちの口を通じて広がって行き、やがては新羅宮殿まで伝わって、善化王女は誤解を受けて宮殿から追い出されます。
このチャンスを待ったソドン王子は善化王女を百済に連れていき、結婚をして二人の愛を成就させ幸せに生きたと伝わります。
宮南池(クンナムジ)は薯童王子(ソドン王子)と呼ばれた百済武王が作った池です。
宮南池は公園として造成されていて、お出掛けや観光として訪れる人が多いです。
また武王が愛しい妻である善化姫の為に宮南池を作ったという話もあり、薯童謠(ソドンヨ)の恋物語と合わせて、恋人たちのデートコースとしてもスポットを浴びています。^^
宮南池の真ん中に島を作り、島の上には抱龍亭(ポヨンジョン)という美しい亭子があります。
亭子は池から島まで敷かれた橋で渡り、直接見物することが出来ます。
現在宮南池(クンナムジ)は家族・恋人たちの為に重要な観光地であり、百済の庭園を研究するのに重要な歴史資料になっています。
ソドン王子と善化王女の愛が秘められている池である宮南池に家族・恋人と共に訪れて、愛の意味を振り返ってみるのは如何ですか?
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