お子さんが学校の先生から

「家庭学習をしてきてごらん」

と言われてきた経験は無いでしょうか。

最近では宿題を廃止している学校がニュースになっています。


宿題をやらせることが教師にとって負担になっているということもあり、宿題ではなく家庭学習をやらせる学校が増えてきています。


しかし家庭学習と一言で言っても一体何をやって良いのかわからないという事はありませんか。


そこでここでは、効果的な家庭学習の方法をご紹介します。


効果的な学習方法とは


「子どもを自主的に学ばせた方が学習内容が身につきます」

こんな言葉があちこちから聞こえてきそうです。

実際にそういう言葉に振り回されて、どうすればお子さんにとって効果的な家庭学習になるのだろうかと頭を悩ませていらっしゃるのではないでしょうか。


そもそも効果的とは?


辞書によると「効果的」というのは、「効き目が目に見えて現れる様」とあります。

つまり、家庭学習をした結果、知識が増える、学習に意欲的になる、などのように子どもの姿の変化のことをいうのではないでしょうか。成績が上がればそれこそ目に見えて効果があったと言えるでしょう。


毎日毎日、子どもは机に向かって勉強しているのに、どうして成績が上がらないのかしら?と悩んでいるという事は、そもそも効果的な学習をしていないからです。


現在の学校が抱えている問題の一つに「プリントを出しておけば保護者は満足するからとりあえずプリントを印刷する」というものがあります。


巷にはプリント作成本があふれていて、教員の中には自分のおこずかいでせっせと本屋に通い、プリント作成本をためこんでいる人がいます。


そうしないと保護者からクレームがきて大変だからです。


宿題は悪循環


教師はプリントを大量に印刷する。

子どもはそれをイヤイヤやる。または簡単すぎてつまらない。

子どもの学力は上がらない。

次の日宿題を忘れると叱られる。

親も子どもに「宿題やったの⁉︎」と追い詰める。

子どもは学習を嫌いになる。

保護者は教師にもっとプリントを出せと詰め寄る。

教師は保護者からのクレームを恐れて大量のプリントを印刷する。

結局丸付けで教師は残業することになる。


これは決して言い過ぎではありません。

結局お互いに少しずつ歯車が狂ってきているのです。


これでは子どもが学習を楽しめるわけありません。

そもそもそのプリントは本当にお子さんの学力を上げる効果があるのでしょうか。


このことについて少し私の考えを述べていきます。


目に見えて子どもの姿が変わる学習方法について一緒に考えていきましょう。