学校の持つイメージの中に日直というものがあると思います。その日直って一体何なんでしょうか。

 

お子さんによっては「明日日直だな。嫌だなぁ」と言って登校をしぶるお子さんもいらっしゃいます。

 

一体日直って何をしているのでしょうか。

クラスによって違いはありますが、だいたい以下のようなことをしています。

 

①朝の会・帰りの会の司会

②授業の始まりと終わりのあいさつ

③黒板を消す

④ノートを配る

 

教師の便利係として大活躍します。

 

しかし、特に子供たちを悩ませるのが朝の朝の会です。

その朝の会で日直にスピーチをやらせることが多いのです。

もちろん人前で話す力を育てる事はとても大切なことだとは思いますが、子どもにとってはとてもプレッシャーのかかるものです。

 

子どもによってはこのスピーチをとても大きな負荷と感じ学校に行きたくなくなるだけでなく、場合によっては不登校になります。

 

私のクラスでは日直はいませんでした。

つまり朝の会も帰りの会もありません。

それどころか授業の前のあいさつもありません。

いつも驚かせてごめんなさい。

いらないんですね。

 

しかしもし、お子さんが明日の朝のスピーチで困ったと言っているのであれば次のようなことを話してみてはいかがでしょうか。

 

まずは初級編

①自分の好きなことについて

②自分が今ハマっていることについて

③自分が通っている塾や習い事について

④自分が今作っているかけているプラモデルや作品について

⑤自分の好きなユーチューバーやアイドル等について

 

ここから先は中級編です

⑥ニュースを見て感じたこと

⑦最近の学校で起きた出来事について

⑧このクラスのみんなに言いたいこと、クラスをもっとより良くするために自分の考えたこと

 

最後は上級篇です

⑨日本や世界の政治について、自分が考えたことや未来予測

⑩子供から見た世の中の矛盾や、それらが自分に与える影響等について

 

上級篇のスピーチを行える子供は稀ですが、たまに遭遇します。

このような子どもを大切にするクラスが良いクラスだと思います。

 

ぜひお子さんに「自由に話してみたら?」と言えるようにしてみてください。

それが「自律した心を持つ」子どもを育てる第一歩です。

 

そうは言え、それでも子どもが困っていて辛いと言う方は以下の文を印刷してお子さんに渡して下さい。

きっと役にたつと思います。

(「ポケモン」は「悟空」などのように変更可能です)

 

「これから僕のスピーチを始めます。

僕はポケモンが大好きです。

特にピカチュウが大好きです。

理由は小さくてかわいいのに、いざと言う時に頼りになるからです。

僕もピカチュウのようにいざと言う時に頼りになれるような人になりたいです。

これで僕のスピーチを終わります。」

 

教師も満足。

子どもも一安心です。