夜もだいぶ更けすぎちゃったので

そろそろ帰るべってことで、

タクシー乗り場までの道中。




レイったら


さりげなく


手ェ繋いできた爆笑



しかも


恋人繋ぎ爆笑



ま、


いっか、


と思いながら、


ところでさー、

アンタ、なんで私なんかと遊んでんの?

別に奢ってあげるわけでもないのに。




一緒にいて楽しいから。

それじゃ、ダメ?




ババアといて楽しい?



って言ったら、

急に真顔になって



オレ、

そんな風に思ってないから。


そんな事言わないで



って。



なによ、急に真顔になったりしてプンプン

つまんないなむかっ



クーガーさんこそ、

オレ、あんな変な過去の話までしたのに

なんで一緒にいてくれるんすか?




だって、

アンタと寝るわけじゃないもん。



そっか・・・ショボーン



うー、

ダメだ、

俺酔っ払ってるわ


と言いながら

私の方に向き直って、




ねー、

もっと一緒にいたい。



えー?

アンタがもう眠いって言うから

店出たのに。

じゃあ他の店行く?



そーじゃなくて、

帰るのは帰るんだけど、

帰る方向が同じだったらいいな

と思って。



はいはい、

全く逆方向だよ



ねー

もっと一緒にいよラブラブ




帰る!



じゃあ

一緒に帰る?




それは

ナイ!





あのさ・・・


一回くらい

試してみてよ





真顔真顔真顔




試す???




つづく