sinichikatouのブログ

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Fine photo artist Shinichi Katoの世界観

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こんにちは、写真家の加藤慎一です。


作家の S・フィッツジェラルドは自分の作品は「信仰の告白」(Confession of faith)、自分の信じているもの告白なんだと言いました。




画家のモディりアーニは「自分が求めているモノは人が本能的に持っている無意識の神秘なんだ」

「たとえ僕が瞳をつけてあげなくても私の描く人物は「いつも見ている」のです。沈黙したままで人生を肯定しているのです」と言いました。





自分も作品とは自分の内面から滲み出る喜怒哀楽の結晶であり、自分の中にある見栄や虚像、世間の一般常識、風習といった、今まで生きてきた中で身についてしまった諸々のモノをストイックななでにそぎ落としたときに見えてくる純度の高い結晶だと思っています。


もし僕が写真と出会わなかったら?

そんなことが愚問なことはわかっている。

出会っても、出会わなくても今はある(笑)

たまたま写真に出会っただけである(笑)


しかし確実に言えることは、写真がどこまで行っても割り切れない「人生の数字」を僕に教えてくれたと言うこと。


J・レノンは「僕の木には誰もいないみたいだ」とかつて歌ったけど僕の木にも誰もいないみたいだ。

だから鳥が飛んできてくれるように今日も写真を撮らなくてはいけない。





こんにちは、写真家の加藤真一です。


古い、古い映画を観ています。

タイトルは「現金(ゲンナマ)に手を出すな」('54)

さすがに、僕も生まれていません(笑)


主演はジャン・ギャバン、そして敵役はリノ・ヴァンチュラ(好きな俳優さんです)。

ストーリーは仁義を重んじる昔気質のギャングが、手に入れた金塊をめぐって、仲間のために・・・

というアメリカ映画にはない人間模様の複雑さをテンポのいいストーリー展開で描くギャング映画ですが、

そこには古い日本の任侠映画みたいな粋なカッコよさが随所に描かれています。




そして僕がもう1つ釘づけになったのは、この映画のライティングです。

もちろん、この映画はモノクロですが、このライティングが僕好み。

コントラストが強すぎもせづ、弱すぎもせづ

顔のシャドウ部のバランスがいい感じ

(ゴッド・ファザーはカッコいいけど、僕には暗すぎます)


本当、モノクロ・フィルムでモノクロ映画のライティングを熟知した映画人が撮った

古いフランス映画はカッコいいし勉強になります。
(最近はカラーフィルムを後でモノクロに変換しているだけ)


これから男性のライティングは、あんなかんじで撮りたいなぁ~



ラスクにパテ(多分?)を多めに塗って食べることも、この映画で知りました(笑)。

お相手は白ワイン(笑)






こんにちは、写真家の加藤慎一です。


 仕事をする時、「この企画のコンセプトは・・・・・」とか「それでコンセプトは何?・・・」

なんていうセリフを耳にしますが、コンセプトってそんなに大事なことなんだろうか?


コンセプト(Concept)って日本語では”概念”という意味ということですが、

アートの世界では創造された作品や商品の全体に貫かれた、骨格となる発想や観点のことです。

それがいつの間にか作品の表現力や存在感ではなくて作家の心情や作品の説明になっているような気がします。イジワルな言い方をすると作家や作品の”言い訳”。


古い写真芸術へのアンチテーゼとして

非芸術性

非技術性

非作家主義

に基づいて作品の中に表現される画像のクオリティではなく写真を使って表現される行為そのものを新しい写真表現としてとらえることには興味あるけど、写真の中に美意識が表現されていないならば、

それはただ変わったことをする、人が思いつかないことをする、人と違う自分がカッコいい

という目立ちたいことがしたい一発屋的発想に近い気がします。


80年代後半から90年代前半をNYCで過ごした自分にとってはコンセプシャル・フォト・アートはとても身近な存在で、街にはそのような作品があふれていましたが、

「あえて」このように観る、「あえて」こうしてみた的な作家の押しつけに自分はいつも否定的でした(今も)。


アートの表現はいつも自由で無限の可能性を秘めていますが、創造という形をとるアートの世界では「そこに哲学はあるにか?」「そこにアート的なバックグランドはあるにか?」「そこにメッセージはあるのか」が

大事なんじゃないのかなぁ~?


アートに言い訳はいらない、一発ギャグもいらない(笑)


※写真はコンセプトと作家性と美意識が上手く融合されたサンディ・スコグランド(さん)の作品。

  サンディ(さん)はインスタレーション・アーティストです。