西へ東へ　一筆啓上仕り候

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27Feb
- リブログ記事心機一転
  佳真（桜ゆう）と同様　心機一転更なる修行をさせて頂ける御縁を頂きました。私も山籠り（寺籠り）をさせて頂く事がございますので、ご連絡が遅くなる事がございますので御容赦の程　何卒、宜しくお願い申し上げます。新たな行に入らせて頂くのは当初よりも遥かに多くの方と御縁を頂き、お話しをお聞きしたりお話しする機会が多くなりましたので　自行をもっとしっかりとしたいと思いたちました。佳真（桜ゆう）をはじめ有名寺院の大徳様や仏教系出版社の方にご尽力賜り修行のし直しを致します。真言宗寺院には多くの派があり各々流派と言うものがございます。この度御縁を授かりました大本山様の流派と私が今まで修して参りました流派が違う為、一から頑張って参ります。ご不便をおかけする事もございますが、何卒、宜しくお願い申し上げます。修行が始まりましたらまたお知らせさせて頂きます。悠真　拝
26Feb
- リブログ記事”第一回　坊主さん✕坊主さん　開催致しました”
  参加された皆様昨日はご参加ありがとうございました。お疲れ様でございました。また　会場にさせて頂きました【クラフトビアホール　オトクラ】のオーナー様　美味しいお料理とお酒。良い雰囲気で参加者の皆様と楽しい良い時間をすごせました。ありがとうございました。もっと色々なお話しをお聞きしたりお話ししたりしたかったのですが、楽しい時間は早く過ぎてしまい私自身はあっと言う間に終わってしまったと感じました。第二回も桜ゆう（佳真）と企画をしておりますのでまたお会い致しましょう。今回は参加出来なかった方も堅苦しい会ではございませんので、是非ご参加下さい。簡単ではございますがお礼とさせて頂きます。悠真　拝
30Dec
- ご無沙汰をしております。
  大変ご無沙汰をしております。最後にブログを更新致しましたのが、8月と確認し私自身驚きました。本年も後僅かの日数を残し今年一年を振り返ってみると、人生の中でも一番内容の濃い忙しい年であったと感じております。自坊の活動　僧侶としての自行の他　私は実業もしておりますのでこちらも大変忙しくありがたい事でございます。忙しくきつい一年ではございましたが、沢山の法の御伝授も頂き、沢山の仏様と御縁を結ばせて頂き、またツアー等で新しい出会いと御縁を頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいでございます。来年も忙しくなりそうではございますが、ツアーやお話し会等で皆様と新しい御縁を頂ける事を楽しみにしております。本年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。悠真　拝
22Aug
- 短い夏休み
  8月18日金曜日急に予定が外れたので1日だけの夏休みを取らせて頂きました。山梨県に以前より欲しかった硯を作りに行って参りました。雨畑硯と言う硯です。購入すれば早いのですが御祈願者の祈念が成就します様にと気持ちを込める為自身で彫らせて頂きました次第です。掘らせて頂きましたのは山梨県南高麗郡にございます【硯匠庵】様　丁寧にご指導を下さいますので私でも彫る事が出来ました。雨畑硯はとても良く磨れる硯です。磨る部位の表面が非常に良いからだそうで、彫り上がった私の硯の表面を見せてくださいました。キラキラと光り天の川の様でとても満足をいたしました。その後笛吹市のぶどう園にてぶどうを購入。河口湖から山中湖を通り帰路に着きましたが夕暮れ時の悠大な富士山を発見し写真に収めました。撮影スポットは山中湖湖畔の駐車場。車を下車し涼しさにビックリ致しました。山中湖は25℃と下界とは違い天国の様な気温。早くこのくらいの気温になって欲しいと願いながら名残り惜しくも帰路につきました。ずっと休みと言う休みがございませんでしたので久しぶりのプライベートタイムを頂き、リフレッシュさせて頂きました。残暑が厳しいですが皆様も体調を崩されない様お過ごし下さい。悠真　拝
16Aug
- お盆
  先日御先祖供養のお話しをさせて頂きました。今回はお盆についてお話ししたいと思います。お盆休みを取られご旅行に行かれたり、バカンスを楽しまれたも多いと思います。ご存知の通りお盆は御先祖様方があの世から唯一帰って来られる日です。お迎えするにあたり迎え火を灯し御先祖様が迷わないように、また来る時は早く来られる様に馬に見立てた胡瓜をお供えしますね。あの世と申しましても極楽に向かわれた御先祖様だけではありません。お盆には地獄の蓋が開くと聞かれた事があると思いますが、地獄に落ちた亡者（御先祖様）もお盆には帰って来られるのです。諸説ありますが旧暦の7月1日（今年は新暦で8月16日）に蓋が開き地獄に落ちてしまった御先祖様も帰って来られます。では地獄の蓋が閉まるのはいつ？と　なりますが閉まるのも旧暦7月1日なのです。たった１日しか猶予がありません。もし帰るのが遅れると罪が重くなると言われています。お盆にお迎えする御先祖様方がどちらに行かれたかは分かりませんよね。中には地獄に落ちてしまった御先祖様がいらっしゃるかも知れません。お盆の期間はできる事で構いませんので、御先祖様を思い、感謝の意を持って過ごされては如何でしょうか。また来年も帰って来れる様　送り火を灯されと良いと思います。悠真　拝
08Aug
- 先祖供養
  先祖供養とはなんでしょう。先祖を供養する事だろう。と声が聞こえて参りますがハッキリと意味がお分かりになってご先祖様を御供養されている方は少ない様に感じます。中には先祖供養をすれば運が開けると実しやかに理由をお話しする方もいらっしゃいますが開運したいから先祖供養をなさるのか。御先祖様がいらしたから今の自分があるのです。御先祖様に感謝し、御先祖様を導きお護りくださっている仏様に感謝するのが御供養ではと私は思っております。その御供養が回り回って自身に返ってくるのです。これを【回向】と言います。仏様に感謝（供養）をすると御先祖様を御供養した事になります。御先祖様はその御供養により【得】を積めます。その【得】は子孫である私達にも注がれるのです。開運したいから先祖供養をすると思うのは【我利】でするのですから気持ちの向いている方向が違いますよね。先日お寺と名乗られている所で先祖供養をすれば開運すると仰られている僧侶がいらっしゃると聞き及びました。先にお話ししたように御供養をされれば回り回って開運すると思いますが、形だけの供養（開運したいから先祖供養をする）では何も変わらないと私は思いました。供養の意味を正しく理解して心からの御供養をすれば気が付かないうちに人生が良くなっていた。それを開運と呼ぶのではないかと思うのです。見返りを期待せず心から御先祖様を思うと言う事が大切なのではないでしょうか。開運や金運は誰でも望む事ですが、それらを謳って人集めをしている所には御用心下さい。　悠真　拝
06Aug
- 人を大切に
  人は石垣、人は堀。　情けは味方、仇は敵なり。ご存知の事と思いますが武田信玄公が残された名言とされております。人を大切にする。家族　上司　部下　先輩　後輩　友達　師匠　弟子どんな関係でもその人を大切にしお互いに良い方に向かえば自ずと人生も良くなると思います。蔑ろにしたり騙したりいい加減な事ばかりしていれば人は離れて行ってしまいますね。口や文章の上手な方は一時的に人気は出るでしょうが、口先だけの人は一時的に素晴らしいと思って頂けますが時間が経つにつれ心根が知られ人が離れていきます。話しや文章で人にお伝えした事は自らが実践しなければならないと私は常々心がけて日々を送っております。『人は石垣　人は堀　情けは味方　仇は敵』武田信玄公は出家をしており、俗名は晴信。正式な法名は徳栄軒信玄です。戦いに臨みながらも仏様に帰依し、大慈大悲の心で民に接していらしたから民も強く団結し一丸となって戦っていたので近隣の諸国から恐れられる武将ではなかったのかと私は感じます。好きな人だけでなく嫌いだと思う人も大切に思う。動物　植物を大切に思う。自然を大切に思う。とても難しい事ではございますが、開運や金運上昇心願成就　その他の祈願成就も全てここから始まると私は思うのです。護摩供に参座した。神社仏閣に参拝した。とても素晴らしい事ですが、神仏から何を感じるかで祈願が成就するかが変わるように感じます。参座　参拝したから願いが叶う事はございません。神仏はいつもヒントをくださっております。ヒントを受け取れるか受け取れないかは各々の心持ち次第ではないでしょうか。僧侶は願主の願いを丁寧に仏様にお繋ぎし、ヒントに気がつけるようにお手伝いする事がお役目と思っております。考えさせられる事があり、まだまだ至らない私ではございますがこのように愚考致します。悠真　拝
28Jul
- 奈良県　長谷寺様　岡寺様
  猛暑が続いておりますが皆様は体調など崩されておりませんでしょうか。熱中症で搬送される方が増えているようですので、充分にご注意下さい。さて、法友佳真（桜ゆう）のブログでも記事になっておりますが25日より奈良県に来ております。初日の25日はご縁の深い長谷寺様に参拝しご本尊様の十一面観音様にご挨拶。元長谷寺様の改修に伴う瓦を佳真と共に御寄進させて頂きました。蓮が見頃で平日の為か参拝の方も少なくゆっくりと良いお参りをさせて頂きました。次に先日参拝させて頂きました岡寺様に参拝させて頂きました。ご本尊様の如意輪観音様にご挨拶をさせて頂き、発願させて頂いた西国三十三ヶ所観音霊場の御影を頂くのを失念しておりましたので頂きました。今回の奈良県は26日と27日に東大寺にて行われる講習会に出席する為のものでした。3月より毎月東大寺に講習会に来ておりましたので忙しくしており、終わりましたのでホッとするのと同時に寂しくもあります。28日は京都の法衣店様にて打ち合わせ。経本屋さんに伺ってから帰路に着きます。悠真　拝
22Jul
- 等活地獄
  ご存知でしょうか。地獄には犯した罪に応じて様々な種類の地獄があります。その中の一つ。等活地獄。動物を虐待すると落ちると言われている地獄です。猫や鴨　鳩などを矢で射ったりする行為。ペットショップの売れ残りの動物を引き取り狭いゲージで死なない程度に食べ物を与えて利益を貪る行為。（こういうビジネスが成り立つそうです）要らなくなったからと簡単に動物を捨てる行為。全て虐待になります。ペットや家畜　野生動物の区別はありません。信じられない事をする人間がいますね。悲しいを通り越して残念です。このような人間は死後　等活地獄に落ち、鬼に金棒で叩かれて内臓を引きずりだされますが直ぐにもと通りに再生しまた金棒で殴られる。この繰り返しを二兆年続けられ、その後輪廻すると言われています。地獄はペナルティではありません。積んだ悪因を清算する場です。（悪因悪果）もの言えぬ動物達も私達と同じ魂を持っております。このような人間が自身の悪業に早く気がつき優しい人間に戻る事を願ってやみません。悠真　拝
19Jul
- 身近にいらっしゃる御神仏
  通い慣れた道にも様々な仏様がいらっしゃいます。余りにも自然にあり過ぎるので気が付かず通り過ぎている事が多いのではないでしょうか。先日で伺ったお宅の近所にもいらっしゃいましたので御真言をお唱えしご挨拶をさせていただきました。庚申塔と呼ばれる石塔です。ご存知の方もいらっしゃると思いますが庚申信仰と呼ばれる信仰がございます。色々な場所にお祀りされていた石塔を1箇所にまとめてお祀りしているのでしょうか。庚申信仰に関しましては長くなりますので、いずれお話ししたいと思います。青面金剛様や馬頭観音様をお祀りされています。辻々にいらっしゃる御神仏はこの他にも道祖神様やお地蔵様が多く見られますね。皆様も見かけましたらどなたがいらっしゃるるかご覧になり、『お見守り下さりありがとうございます』と感謝の気持ちを込めて手を合わせてみては如何でしょうか。一層見守ってくださる事でしょう。悠真　拝
10Jul
- 講習会最終日【東大寺】
  先日ブログにアップさせて頂きました講習会の最終会を終えて参りました。3週連続はかなりハードでしたがなんとかやり切りまして、一息つきましたが明日から伝授頂きましたものを習熟するまで練行致します。朝　1番の東大寺様ですのでまだ人も少ないですが修学旅行の生徒さんが多くごった返し昼間は外国人観光客の方も非常に多くびっくり。日本人の数より外国人の方の方が圧倒的にいらっしゃいました。講習会の会場の金鐘ホールと東大寺ミュージアムです。東大寺ミュージアムも見所が沢山ありますので、機会がありましたら是非拝観してみてください。金鐘ホール　講習会会場です。いまや通い慣れたホールです。入り口向かって右側に見えるのは南大門のミニチュアです。法務や実業の予定をやりくりしての講習会参加でしたので、かなりハードな3週間でした。今回の3週連続の講習会もさまざまな学びを頂きました。講義をしてくださった先生。主催してくださった出版社の方。一緒に講習会に参加した皆様。本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。今月の終盤にも講習会がございますので一層精進致します。悠真　拝
22Jun
- 龍王様に会いに行く　ツアー
  法友佳真（桜ゆう）がお知らせ致しました龍王様に会いに行くツアー満員御礼と知らせを受けました。有り難う御座います。佳願寺と致しましても私自身と致しましても龍穴神社様にて龍王様にお会いしてから今まで無かった様々な御縁を頂きました。善女龍王様もお力をお貸しくださったお蔭様と感じております。このツアーは私　悠真も御案内役として同行させて頂きますので、ご参加者の皆様とお会いできます事を今から楽しみにしております。その節は何卒、宜しくお願い申し上げます。悠真　拝
14Jun
- リブログ記事”占いで ”短命だ” と結果が出たらどう考える”
  法友　佳真（桜ゆう）のブログにて先日法務の合間に佳真（桜ゆう）を占星法で看ますと短命であると結果が出ました。以前　占術の練習に自分自身を看たおりには長命であると結果が出ておりました。占星法にて皆様を看て、長命であるとの結果が出ますと多くの方は喜ばれます。短命は残念で長命は喜ばしい。この概念が一般的ではないでしょうか。歳を重ねますと最後の日の足音が近づいてくるのを感じられる事と思います。いつ来るのかわからない最後の日。私は短命と結果が出ても長命だと結果が出ても1日を大切にし、人や動物　環境に優しく生きていれば周りからも大切にされ心安らかに最後の日を迎えられると思うのです。例え長命と結果が出ても寝たきりになっては何もできません。周りにも負担をかけてしまいます。いずれ仏様の御許に帰ったおりには仏様に『よく頑張りましたね』と言われる人生を送れるように精進をさせて頂きたいと思うのです。悠真　拝
12Jun
- 岡寺様参拝
  薬師寺様参拝の後西国三十三観音霊場七番札所岡寺（龍蓋寺）様に参拝させていただきました。此方の御本尊様は如意輪観音様です。岡寺様の如意輪観音様は朔造（土で造られている）の仏様で日本三大仏と言われているそうです。日本三大仏とは銅像の東大寺　毘盧遮那仏様木造の長谷寺御本尊の十一面観音様岡寺の朔造・如意輪観音様なのだそうです。とてもお優しく温かみのある御尊像でした。参拝させて頂いた日は特別開帳をされており、間近で参拝させて頂く事ができました。紫陽花がおり良く満開。本堂　観音様は六つの御姿になり六道の衆生を救済されていらっしゃる菩薩様で、如意輪観音様は天部を観られていらっしゃるとされております。私共も天部尊との御縁が深くなり修法する機会が多くなりましたので如意輪観音様と良い御縁を頂く事ができたと思います。秩父三十四観音霊場や坂東観音霊場は巡拝させて頂いておりましたが、如意輪観音様との御縁を機に西国三十三観音霊場を発願致しました。悠真　拝
08Jun
- 薬師寺様参拝
  奈良県の薬師寺様に参拝させて頂きました。講習会の受講に奈良に伺う毎に薬師寺様には参拝させて頂き、御縁を深めて頂こうと思っておりましたが中々機会が無くやっと参拝させていただく事ができました。薬師寺様は修学旅行で参拝させて頂いた後、24年程前に参拝させて頂いておりますが、以前参拝させて頂いた時と様子が変わっていました。　東塔の大修理が完了し、東塔落慶記念にて東塔西塔が特別開帳をしておりました。東塔西塔の初層では【釈迦八相像】が展示されており【釈迦八相像】は今回の講習会での内容と繋がりお薬師様が『講習会に出てからおいでなさい』とおっしゃられたのだと気付き今回の講習会もとても意義のある事だと実感させて頂きました。その後トップの写真の金堂にて御本尊様の薬師三尊像様にご挨拶と御縁に感謝させて頂きました。大講堂では弥勒三尊像様にもご挨拶をさせて頂き……最後に玄奘三尊院伽藍にて玄奘三尊法師様にもご挨拶をさせて頂きました。玄奘三蔵様はご存知の西遊記のモデルになった方ですが、『大般若波羅蜜多経』を天竺（インド）より持ち帰られ漢文に訳された方です。皆様も良くご存知の般若心経は大般若波羅蜜多経の1番重要な所を纏めたものだと言われております。私共僧侶も必ず読誦するお経になります。この後岡寺様にも参拝ご挨拶をさせて頂いておりますので、後日書かせていただきます。どの仏閣に参拝させて頂いてもとても意味深く、仏様に呼んで頂いていると感じます。拙僧と法友佳真が頂いております仏様との御縁を広く皆様にも結んで頂きたいと思い、ご一緒できるツアー的なものも準備をしております。宜しければご参加してください。悠真　拝
24May
- お布施とは？
  今回はお布施について書かせていただきます。お布施と申し上げると多くの方は葬儀や法事の時にお寺に支払う”料金” の様な物だと認識しているのではないでしょうか。お布施と料金。　現代では通貨が主に使用される為、料金と勘違いをされても致し方ありません。本来、お布施とは布施行と言います。布施行とは仏教では【欲を捨てる行い→財施・法施・無畏施】だとお釈迦様は仰っておられます。これを三施と申します。三施とは財施→金品を施すこと。法施→人々に法を説いて聞かせること。無畏施→人々の恐怖心や不安を取り除き、畏れなき安心を与えること。と仏教では説いております。一般に認識されていて、在家の方々がお布施と思っておられるのは財施にあたりますね。金品を施す。読んで字の如くですが、古代インドでは布はとても高価だったそうです。布を施し欲を捨てる修行とする。これがお布施になります。お布施とは料金ではなく、お布施をする事により布施行をされた方は修行を致しました。その修行の功徳を亡くなった方や御先祖様に回向する。と　言うのがお布施の本来の意味になります。また、同じく加地や御祈祷　お祓いの時もお布施と言う形でお金をお寺に納めますね。これはお布施ではなく、御供えになります。私共　僧侶は御依頼された方と仏様を強く繋いで　お願い事を叶えて下される様にお繋ぎする仲介役を致します。密教では仏様と一心同体になり、あらゆる御眷属に動いて頂き成就するように修法致します。一昔前まではお米やお野菜　果物や甘味を御供えしておりましたが、現代ではそれらを運ぶのも手間がかかりますし大変なので”お金を御供え”するように変化したのだと考えられます。仏事（葬儀　法事）　御祈祷　加持　お祓いお布施と御供えと呼び方や意味は違いますが、心から仏様に帰依し、仏様にお願いすると言うお気持ちで布施や御供えをされると、仏様にお気持ちが届き安くなると私は思っております。「お布施・御供えをしないと仏様は聞いてくれないのか？」と、訊かれることがあります。たとえお布施や御供えをしなくても仏様はお聞きになってくださいます。供養をしたい、願意を叶えて頂きたいといった真剣なお気持ちが根底にあれば、お布施についても理解が深まりそれが霊験の現れにつながっていくことでしょう。拙僧が学び感じた、お布施や御供えについて書かせていただきました。読者様の御先祖様ご家族の安寧を祈願し御祈願が叶い、良い仏縁が築けますようご祈念させて頂きます。悠真　拝
16May
- ペット供養
  ワンちゃんネコちゃん、その他の生き物と生活を共にし癒され　安らぎを与えてもらい時には慰めてくれるペットのご供養とについて、本日は書かせて頂こうと思います。仏教の中で考えるペットの世界は六道では畜生道になります。三悪趣（さんあくしゅ：地獄道　餓鬼道　畜生道）と呼ばれる世界ですが人と生活を共にし家族（飼い主）を癒し安らぎを与えてくれるペット達は畜生道の中でも最上位の存在なのでは無いかと私は思っております。私も動物が大好きで、子供の頃より沢山の犬や猫　ウサギや亀と生活を共ににし、また、その数と同様の見送りを体験しました。ペットロスと言う言葉が最近ではよく使われますがとてもお気持ちがわかります。よくご相談を受けるのは「ペットロスになり何も手がつかない」「いつまで経っても悲しみが収まらない」「寂しい……どうしたら良いでしょう」と、言う事です。ワンちゃんもネコちゃんも、その他の動物達も亡くなれば私達と同様に仏様の世界に帰ります。私達より短い命でその中で家族（飼い主）を思い、精一杯生きました。お役目を終えたのです。私も、以前はペットロスになりました。今現在は僧侶になり仏様の近くに身を置き仏縁によるある気付きを頂きました。先程書かせていただきました畜生道の中でも最上位だと感じていると申しましたが、ペット達は家族（飼い主）を幸せにして徳を積んでいる。自らは仏様に帰依し徳を積む事はできない動物達ですが、ペットは人を癒し徳を積む事ができます。逆に動物達は、悪因縁を積む事は無いので次の生では悪趣（あくしゅ：この場合は畜生道）から抜け飼い主さん達との御縁の元、出会えると感じております。仮に三悪趣より抜けることが出来なかったとしても必ずまたいつの日か出会うことできます。飼い主さんが悲しんでばかりいるとペット達は心配で仏様の世界に上がれません。またいつの日か出会える日を楽しみにしてご供養をされるのが1番だと思います。ペット供養のご依頼もお受けさせて頂いておりましたが近いうちに広くお受け致しますので、ご希望が御座いましたらご依頼下さい。近いうちと他の件でも書かせて頂いておりますが8月中を目処に受付させて頂きたいと思っております。どうぞ宜しくお願い致します。悠真　拝
10May
- 開眼について
  今回は開眼について書かせていただきます。一口に開眼と申しましても　【仏像の開眼】【仏画の開眼】【お仏壇の開眼】【お墓の開眼】お寺としての仏様の開眼と色々あります。ここ最近　仏像の開眼のご依頼を頂く事が増えました。私は安易に（と言っては失礼ですが）仏像や仏画の開眼をおすすめ致しません。お断りをする事の方が多いのです。何故お断りするのか。霊場巡礼のブログにも書かせていただきましたが、開眼も仏様と繋がるパイプ（線）の太さが違うからです。簡単に申し上げますとお墓やお仏壇はお参りする方ができる時にお参りできるようにパイプ（線）を細く繋いで差し上げます。しかし仏像や仏画はお仏壇より遥かに太いパイプでお繋ぎしないといけないのです。太いパイプでお繋ぎすると言う事は毎日朝夕のお祈り。お水やお茶のお世話。お花やお線香　蝋燭と礼儀を尽くしお世話しないとならなくなります。言うまでもなくお寺のお壇の仏様は更に太いパイプで繋がせていただき、御祈願や御祈祷を私共僧侶が仲介役となり仏様にお聴き頂く様に致します。信仰心をお持ちになり、仏様と御縁を深めた結果御自宅にお招きして拝みたいと言うお気持ちは良くわかりますが、仏像や仏画を開眼してとなりますとそれなりに覚悟を必要とされます。仏様や菩薩様や明王様は拝まなくなったからとお怒りにはなりませんが、実際に動かれる御眷属様はお怒りになられます。以上の様な理由からせっかくの御仏縁を台無しにしないようにお断りさせて頂く事が多いのです。これは得度も同じ事が申し上げられます。私のおすすめはお寺様に参拝されますと寺務所にて御影と言うものが授与して頂けます。御影は参拝されたお寺様のご本尊様のお姿を書かれた紙の物なのですが、まず此方からお祀りして毎日拝まれては如何でしょうか。毎日つつがなくできる様でしたらお仏像や仏画の開眼をされてお祀りされれば良いと思います。私共佳願寺でも、開眼のご依頼が多い事を踏まえ、本尊　脇本尊の御影を準備させて頂き、御授けさせて頂こうと思っております。準備が整い次第お知らせ致します。悠真　拝
03May
- 霊場巡礼のすすめ
  「仏様と御縁を結ばさせて頂きました」と、ブログやInstagramに書かせて頂いております。その”御縁”とは……と言う事からお話しさせて頂きたいと思います。”御縁を結ぶ”ということは、例えて申し上げると”仏様と線で繋がること” と私は捉えております。前回書かせていただいたブログに参拝作法をのせましたが、その通りにしなくても御縁を頂き結ぶ事はできます。問題はその線の太さにあります。作法を気に留め参拝された方。燈明を灯しお線香をお供えされた方。仏前勤行次第を読誦された方。自ずとしっかりと参拝されると線は太くなります。線が太くなってくると仏様を身近に感じる事ができるようになります。昨今問題提起されている団体がある為、宗教や信仰を毛嫌いされる方もおられますが、私見ですが、信仰とは仏様を身近に感じ自分を見つめ直す【気付き】だと感じております。本日は”霊場巡礼”というタイトルにしました。私がこれまで仏様に導いていただきました経験から申し上げれば霊場巡りが、最もお勧めできる ”仏様とつながる方法” と言えます。普通のお寺様に参拝されても、大きな有名なお寺様に参拝されても心得ている方は燈明やお線香はお供え致しますね。でも、もう一歩進んで……勤行次第を読まれる方は少ないですね。何となく気後れし中々読誦できない……そのお気持ち、よくわかります。霊場巡礼では多くの方が読誦されていらっしゃいます。段々、気後れせずに読誦できるようになっていくのです。（ちなみに、小さな声での読誦でも大丈夫ですよ！）一日に廻れる数は個人差がありますが回っているうちに色々と考える時間ができることも芳醇な仏様とつながる時間です。このような時間に【気付き】を頂ける事が多いのです。気後れせずに勤行次第を読誦し、ご本尊様と太い線の御縁を頂いて【気付き】を得る。今まで悩んでいた事や解決出来なかった事の突破口が見つかるかもしれません。色々と行き詰っている方は、霊場巡礼をされてみては如何でしょう。強くおススメいたします。最初はどうやって回ったら良いかわからない……と言う方の為に佳願寺にて巡礼ツアーも催行させて頂く準備もしております。決まりましたらブログやSNSにてお知らせ致します。最後に霊場巡礼地の例を上げておきます。四国八十八ヶ所巡礼（お遍路）西国三十三観音霊場秩父三十四観音霊場坂東三十三観音霊場関東三十六不動霊場　などこの他にも納経印（御朱印）に不安はありますが近くにも沢山の霊場がございますよ。霊場巡りのあの清々しさを、皆様と分かち合える日がやって来ることを今から楽しみにしております。悠真　拝
01May
- 高幡不動金剛寺様
  4月の最後の日曜日に高幡不動様の御護摩修行に参座させて頂きました。以前にも書かせて頂きましたが、私が僧侶の道に入るきっかけを下さった不動明王様がおられます。こちらに伺いますと重かった身体が軽くなり、気持ちもスッキリとさせていただけます。私は僧侶（阿闍梨）になり御祈祷や御祈願ができるようになりましたが自身の祈祷　祈願を修する事は致しません。そのため交通安全祈願等は深い仏縁を結んでくださいました高幡のお不動様にお願いしております。御護摩修行の後は各御堂を参拝させて頂きます。ご紹介しますと……まず、真言密教の教主様であられる大日如来様のおられる大日堂。宗祖弘法大師様の大師堂。虚空蔵菩薩様の虚空蔵院。歓喜天様の聖天堂。国宝の不動明王様のいらっしゃる奥殿。とにかく緑豊かで、季節の花が美しく咲いている気持ちの良い境内なのです。是非一度……いえ、何度でもご参拝されることを強くおススメいたします。今回の参拝では、これまでとは違うご縁を結ばせて頂きました。大日堂を参拝しておりましたら、堂宇（御堂のこと）を荘厳（しょうごん）するお花を御寄進できる【お花講】というものがあると知りました。何度も何度も通っているのにもかかわらず恥ずかしながら、私はその講の存在を知りませんでした。早速、お花講に入講。年間を通しお花をお供えさせて頂く機会に恵まれたわけです。今回の様に機縁が熟せば、仏様からお召しがあるのだな、と今さらながら深い深い御心に畏れ入るばかりなのでございます。お不動様の深い大慈大悲に導かれ、穢れを払いお力を頂戴して生かされております。日曜は終日荒れ模様＆雨予報の天気でしたが、参拝中は雨に降られずに済みました。最も深い仏縁を結んでくださっているお不動様に感謝申し上げ心平らかに帰路に着きました。皆様、どうぞ善いGWをお過ごしください。悠真　拝

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