雰囲気に戻 | 世态炎凉

世态炎凉

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ふぇへっへっへ」「シロクマちゃ香薰治療ん、 そろそろウーロン茶にしとこうか。 笑い方が変だよ」 マスターはさりげなくグラスを替えた。「シロクマちゃんの前科って、道交法違反?」 おばさんが、肉にかぶりつきながら聞いた。「うん、駐禁。罰金刑だぞ。 金が無い時に。俺のばっかやろ~」 扉が開き、ママが入って来た。「ただいま。遅くなってごめん。 材料は間に合った? 冷蔵庫に入れとくね」 マサヤが、いつもの雰囲気に戻った事にほっとしてつぶやいた。「駐禁ですか。びっくりしたなあ。 なんだあ、マスターも道交法違反なの?」「いや、俺のは風営法になるのかな。 以前、バイトを募集したのよ。 応募してきた女の子が、やる気がありそうだったんで、即採用したわけさ。 さすがの俺も、あれは分かんなかったわ」 思いっきりに顔をしかめるマスターだった堅定意志。「ああ、あの子。あれは女のあたしにも分かんなかったわ」「なっ! 分かんないよな。 厚化粧ばっちりだし、もの馴れた態度だし」 互いに大声で言い合う店主夫妻が、ハモった。「まさか十六歳だなんて!」 夜中まで営業する店だ。酒を出す。 当然、未成年を雇っちゃいけない。 困った事に、その子は家出娘だった。 マスターは御用になった樂觀的人