月初めのある夜遅くなって来たのが福祉施設で働いている山室秀作だった。交代制の為に月に数回は来る常連さんの1人だ。良太と正美の披露宴の時にも来てくれた山室は二代目と仲が良く、ひょんな事から福祉施設内で高齢者の為にラーメンを振る舞えないかと話した。「この味が忘れられなくてね。何時かは家の施設のお年寄りにも食べさせたいんだ」と二代目にだけに何度か話していた。良太の味も知っている山室は、何時かは施設のお年寄り達にここのラーメンを振る舞ってやりたいと思っていた。そんな時に山室は福祉施設で行われる夏祭りの話を話した。「二代目、相談だけど園の夏祭りが開かれる時に年寄りに良太の味を振る舞えないものか」と山室は仕事をしている二代目に話した。続けて山室は話した。「施設では毎月誰かが死亡している。身寄りのない年寄りもいる。お洒落な年お寄りもいる。満足に箸を使えない人もいる。昔、食べ歩きが好きな年寄りの中には出される料理に満足せず、何処かの店に連れて行ってくれと言って話すんだ。そんな年寄りにスーパーで買ってきたデザートを出したりすると喜んでくれるんだ。その顔が忘れられなくてね。死ぬにしても美味しい物を食べさせて向こうに行ってもらいたくて頼んでいる」と山室は施設の現状を話してくれた。すると作業を止めた二代目は一瞬考えて山室に話した。「店の味は先代との約束で外には出せないが、良太の味なら振る舞える。それにお金は取らない、それが条件でどうだ」と二代目は返事をした。「それに店の休みの日だけだ」山室にとっては思ってもいない返事だった。「良太に正美さん、この話はどう思うか」と二代目は二人に尋ねた。するとカウンターの奥で葱を刻んでいる正美が手を止めて言った。「良ちゃんはどう思うか知らないけど、将来の味を今、知ってもらうには絶好のチャンスだと思うの」正美は良太に向かって話した。「俺もボランティアもしたいし、正美の言う通り俺の味を試すにはいい機会かもしれないね。どうだろうか二代目」すると山室は二代目に目を向けて話した。就這樣的midinierのblogじぢじ新时域冰雨蝶的空间創業之路washall 的部落格 生活就是舞台