昨日 おともだちのブログから 嵐さんの映画「黄色い涙」のことを連想した
思い出したこと つらつら書いておきまーす



●しみじみおもうけれど
映画の中で嵐は昭和が香るアングラ青年だった
「ピカ☆ンチ」シリーズもそうだけど 嵐には昭和がよく似合う


●二宮和也はスゴい
今までもスゴいって知ってたけど
これはさらにスゴい
何かをするからスゴいんじゃない
何かを演じるからスゴいんじゃない
「にの」単位で
「にの」全部で
そのことを見せてくれた

※ 備考
韓国上映時ファン交流会時 犬童監督へのインタビュー
Q : 映画のキャラクター選定はどのように?
A :映画を見れば分かるが、二宮和也には特別な優しさがある。
それで充分に村岡栄介を表現できると思って、一気に決めた。
そして村岡栄介役を決めてから、他の役は自然に他のメンバーたちに決まった。 
二宮和也の魅力(「何もしなくても表現することができる人」犬童一心監督はこう表現した)を、ハリウッド俳優であり同時に有名監督クリント・イーストウッドもわかって、彼の映画『硫黄島からの手紙』にキャスティングしたではないか!
当時私の映画を撮影中に、彼がこの作品にキャスティングされて、私はすごく嬉しくて、『黄色い涙』は少し延期された。
特に私がクリント・イーストウッド監督が大好きで、映画の企画会議もしばらく中断したまま、二宮和也にとてもすごい人と仕事をするようになったことを説明した記憶がある(笑い)。
二宮和也は、クリント・イーストウッドがそんなにすごい人とは、知らなかったようだった。
後で二宮和也が私の名前が正確に書かれている直筆サインも、貰ってきてくれて、彼が日本を訪問した際、二宮和也の助けで直接出会えた。
一緒に写真も撮った。
先日、韓国のポン・ジュノ監督にも、自慢した(笑い)。


●6畳1間のアパートにはあふれるほどの夢と自由があった
昭和の空気
うんうん そう 知ってる この感じ
1963年よりはもっとあとだけれども 確かに知ってる
そんなアパートも夢も自由も知ってる
無為徒食の日々も知ってる(笑)
 
いちばん好きなシーンは カレーぶっちゃけのとこだなあ
あんなふうにバカな若さを知ってる
じぶんのチカラではどうしようもない哀しみもおかしみも
登場したすべての女のコの涙も知ってる
愛しき嵐の面々演じるオトコどものバカさ加減も知ってる


●音楽は星野源のSAKEROCK
SAKEROCK繰り出すサウンドに完全にノックダウンです

こういう音を昭和にリアルに聴いてた
世界はいつもアコースティックギターから始まった
自分の部屋にもあったけど それよりも
ギター少年の弾き語りを憧れて見てたり
誰かが教室に持ち込んでるのを他の誰かがさわってたり
初めて行った場所でコミュニケーションの糸口になってたり
身の周りにさりげなくあった
ひける子の傍にも ひけない子の傍にも いつもギターがあった

手の働き鮮やかな造り
鳴らす直前のきしむ音
吐息のような指の音
古い懐かしいばっかりじゃない
少年がギターさわった瞬間から始まって
その先ずっと人生に寄り添う
生活の中に見えなくなっても
その先ずっと人生を彩る
音楽との出会い


●驚愕しちゃった
大野智が別人の声だ!
「役の声で歌った」というのはこれなのか!
以前そういえば聞いてたハナシだった
智くんは作品の登場人物の声を要求されたんだったよね
だから圭くんの声で歌ったんだよね
そんなことできるってスゴいことじゃないの?
カンタンにできることなの?
誰かになって演技してる時は
発声もその誰かになってるのかな?


にしても
にのちゃんの演技といい
智くんの歌といい
黄色いビックリ 黄色いオドロキ 黄色い涙

 

 

そして

こんなふうにグループごと愛されて映画が生まれることの 幸福っていうか奇跡っていうか