フラゲした「Gメン」

 

飛びつくように本編鑑賞

公開初日に観て以来 4か月半ぶり

渇望してたんだなあ わたし

 

一息も入れず 特典Discも観る

続けて映画を2回観た満足感

 

そこでハッと気づく

夫にも2回見せちゃったってことを

恥ずかしいのと申し訳ないのとフクザツな気持ち

「2回観ちゃったね」って言ったら

「2回目は岸くんと一緒に観たんだよね」

って言われて なお恥ずかし なお申し訳なし

 

他のことに目がいかなかったよ 見えてなかったよ

そこまできて初めて Discがもう1枚あることに気づいた

さすがに3枚観ることはできなかったよ


「Gメン」の感想は 日を改めて

 

 

そして昨日も「Gメン」は遠慮して

最近WOWOWで放送された映画「きみはいい子」を観た

主演は高良健吾さん

 

2015年公開

「きみはいい子」



 

 

 

● 岡野(高良健吾)

小学4年生を受けもつ新米教師

まじめだけど優柔不断 問題に正面から向き合えない

児童たちは言うことをきいてくれない きかせられない

● 雅美(尾野真千子)

夫は単身赴任 3歳の娘とふたり暮らし

虐待された過去をもち 今は娘に手をあげてしまう

● あきこ(喜多道枝)

ひとり暮らしの老人 やや認知症気味な自分が不安

自宅前で出会った小学生と交流が始まる


ある町で それぞれに暮らす彼ら

 

誰もが誰かに傷つけられ 誰もが誰かに愛されている

再生に向かう「出会い」と「気づき」
誰かに肯定してもらえること

手をさしのべてもらえること

痛みに気づいてもらえること

誉めてもらえること

抱きしめられること

 

 

 

高良さんの演じた岡野センセイは

伊達センパイとは違って 頼りない新米教師だけれど

悩み もがき 苦しんだ先に得た「出会い」と「気づき」

ハートのどっかに強さが宿り

新しい「一歩」を踏み出すための ちいさなチカラをもらえた

その一歩を進める足には 伊達センパイと同じ「強いやさしさ」が宿ってた

高良健吾さん自身の強いやさしさだなあ そう感じた

 

 

たくさん出てくる子どもたち それぞれに素敵

一人一人が生き生きしてる

終盤 岡野センセイがある宿題を出すんだけど

宿題の感想を答える子どもたちの答え あれ演技じゃないよね

本当にその宿題出されたんじゃないかな

本当に一人一人が 自分の感じたことを喋ってる感じだったなあ

 

 

 

監督 呉美保

『そこのみにて光輝く』で

・モントリオール世界映画祭最優秀監督賞

・第88回キネマ旬報ベストテン第1位&監督賞

・第69回毎日映画コンクール監督賞

・第57回ブルーリボン賞監督賞

 

原作 「きみはいい子」(著:中脇初枝〈ポプラ社刊〉)

・おとなも子どもも共有できる優れた作品に贈られる文学賞「第28回坪田譲治文学賞」

・2013年本屋大賞第4位