ケアマネになって、担当させていただいたご利用者様は、この5年余りで何人になるだろうか。
最初は、施設で暮らす人だけを担当させていただいて、急変して亡くなった方が、
ケアマネになってから、最初のお看取りの方だった。ご家族もあまりご来訪されておられなくて、
たまたま、連休を取っていた間に、ご逝去され、そしてあっという間に葬儀社の方が来られて
お別れも、させていただくことが出来なかった。
同じ建物の中でも、病院に運ばれるお怪我をされて、そのまま帰って来れなかった方もいれば、
ご家族の意向もあり、最期までここで、と訪問看護や訪問診療と連携を取って、
最期までヘルパーさんたちに想いを寄せられて、お看取りをさせていただいた方もいた。
病院に長くいればいるほど、「家に帰りたい」と望む人は多いような気がするのです。
最期は畳の上で、なんて、昔はよく言ったものだけれど、最期は家で、言いながら、
結局病院で最期を迎える人の、なんて多いことか。
この本を読むと、家で最期を迎える事は、そんなに難しい事じゃないんじゃないか、と思えるのです。
痛い、苦しい、辛いだけを、取り除いてあげることができるのなら、
自宅で、家族の中で、生活音の中で、終わりを迎えられる事は、幸せな事なのではないのだろうか
本当は、受け入れる家族が、ただただ心の準備が出来なくて、という気持ちが動くのではないのかな、とも思ったり。
私自身のお看取りは、主人も父も事故だったこと、祖母は遠く離れていたために、亡くなってからかけつけたので、
病気や老衰で、自宅で最期を、という経験はないのだけれど💦
家族に負担をかけたくない、と、ガン末期の方は、最期は病院を、とご自身で選んだ方もいるし、
やはり、最期は家で、と、このタイミングを逃したら帰れない、と言われて、環境を整えて、
お望みどおりにご自宅で最期を迎えれらた方もいます。
結局は、本人と家族がどうしたいか、なのだけれど。。。。。