先日、お客様のモニタリングに伺った時のお話し。

入院時の検査で、思いもよらぬ病気が発覚し、それでも自宅に帰りたい、との想いを家族が受け止めて

少しでも家で過ごす時間を、無理なく過ごすことができるように、と環境を整えて、自宅に退院車

病院では食べる事が出来なかったウナギも、天ぷらも、美味しそうに食べたのよ照れ

そんなご報告を頂いたその日の深夜、帰らぬ人となりました。

 

あまりにも突然で、そのお話を聞いた私も驚いて声が出なかったけれど、

一緒にいた奥様や、ご家族の想いはいかばかりか、はかり知れませんショボーン

 

受け止めきれない感情は、なかった事にしないと、生活、出来なくなるんです。

 

納骨もすんで、今までと同じようにデイサービスを再開し、娘様やお孫ちゃんたちと、お花見もした、

温泉も行った、美味しい食事もごちそうになった、と、少しずつ、日常が戻ってきたの。

 

病院に居たら、もしかしたらもっと長生きできたかもしれないけれど、、、、と、

あの時、こうしていたら、ああしていたら、という思いに駆られることが、やっぱり、あるのだって。

 

日にち薬と言われるけれど、やっぱり心に受けた衝撃は、消えるものではないのです。

心に蓋をしてしまうしかなかった、”あの日”から、いつかその蓋を開けることができる日が、きっと来るのです。

 

悲しみは、寂しさは、辛さは、消えることなんてない。

けれど、そんな話を黙って聞いて、そっと手を握ってくれる人が、傍にいてくれるだけで

折れることなく、また前に歩き出せるのではないのか、と思うのです。