ブルーオーシャンのブログ








父と母へ







父が、補聴器の電池や音の調整を聞いてきた



補聴器が 嫌いで



ずっと補聴器をしてこなかった父







半年ぶりに


帰ると


補聴器を取り





電池かな? と私に持ってきた









TVは、音量が45くらいで うるさい・・・


調整して みせると





なんとか 私の話を聞こうとする


聞こえているのか定かではない







父がおもむろに


話しかける






水俣病の認定が 二人とも おりた  と






嬉しく思えばいいのか


悲しむことなのか






はたまた


わたし自身は  どうなのか






父は 続けざまに 言う


あすは


空の日だと?





飛行機が 見たいと 言う


空港まで





そう


おおよそ 100km






行きたいという


母は、ポツリと  行きたいらしい







ANA,続いて 近距離航空、続いて JAL・・・

いくつ 



飛行機を 見送った ことだろう






あれ~

短い距離で 飛ぶな~




空を見上げて


父は  不思議そうだ







そろそろ 帰ろうか 母は


膝が痛いらしく





ギッコン バッタンの歩き方だ



昭和6年 8年の二人

82,80歳・・・






スマホのカメラを、二人に向けると


父が


母の手を取って







手をつないで、写ろうとする








母は、びっくりしたようだ

そんなことをする父ではない



すくなくとも

これまでは








幼いころ

周りの小さい子に、アイスクリームが食堂で届く

「 僕には、まだ アイスクリームが来ないね 」




母は、よく言う

あわてて食堂のレジに 買いに 言ったよ




年老いた父と母が

いつしか



わたしをわからなくなる時が来るかもしれない

わたしが

小さいころ



父と母が 私に接してくれた様に

わたしも 


そうして あげたいと 思った






下着にお漏らししても


着替えが へたくそでも


大事に 見守って あげたい





そんな ことが


脳裏をよぎりながら






空港を後に、帰路につく





故郷は いつも あたたかい






それは


父と母の愛情





甘えていられる幸せを感じながら




父の変化と母の足が気になった 一日を 記憶に


のこして 置きたい。