から、いろいろと脱線してしまいました(^^ゞ
気を取りなおして、続きを書こうと思います。
------------------------------------------
『・・・・・・・・・・実はね、嫁さん(Aさん)の妊娠はウソだったんだ・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
えぇ?ウソ?
『うん。まぁ、最初はウソをつこうとかは思っていなかったみたいだけど。』
Aさんは、彼のことは入社した時からずっと好きだった。
でも、彼には結婚したい彼女がいることは知っていたので、あきらめようと努力をした。
けれど、どうしてもあきらめられない・・・。
そんな日が続いていた。
そんな時に、あの忘年会。
彼に相談に乗ってもらいたい事があったのは事実だったけれど、それよりも、彼に対する自分の気持ちに整理をつけたかった。
つまり、彼に告白をしたかった。
そこで、彼にふられたら、きっぱり忘れよう。
でも・・・もしも・・・・・・・・。
自宅に誘っているので、そういう下心はなきにしもあらずだったと思うけれど。
しかしながら、彼は酔った勢いか、あっさりAさんとそういう関係になった。
Aさんは少しだけ期待をした。
けれど、朝起きて我にかえると、床に額をこすりつけんばかりに謝る彼。
Aさんはそれを見て、かなりふっきれたらしい。
うん。これであきらめられる。
そう思っていた矢先の妊娠。(正確には妊娠もどき。)
女性にはよくあることだけれど、ホルモンのバランスか、あるいは精神的なものか・・・。
・・・とにかく生理が止まってしまった。
あれ?どうしたんだろう・・・・?
そう思い出したとたん、今度はつわり(もどき)が始まった。
Aさんが家族で食事をしていたときに、吐きそうになった姿を見たAさんのお母さんはピンときて、Aさんを問い詰めた。
それで、Aさんは彼とのことをお母さんに告白。
そのあとお母さんと一緒に病院に行ったらしいけれど、その時点ではまだ病院に行くのが早すぎて、妊娠しているかどうかわからず、先生にあと2週間くらい後にまた来てくださいと言われたそうだ。
妊娠しているかどうかわからない=妊娠している可能性が高い
そう思い込んだAさんは、ますますつわり(もどき)がひどくなり、まともに食事もできない状態が続いた。
そんなAさんを見て、ご両親は妊娠を疑わなかった。
ご両親はできちゃった結婚なんて、みっともない限りという考えで、世間体があるからお腹が目立たないうちに早く結婚させたいと思った。
そして、早速彼の会社に直談判・・・という流れになった。
その直談判があってから2ヵ月後には彼とAさんは結婚している。
『そのウソだっていうの、いつわかったの?』
『僕が知ったのは、結婚式の前日・・・・・・。』
マジデスカ・・・・・・・・・・。