取引先の女の子。
20代後半の色白のかわいい女性。
おとなしく素直で、社内の評判も上々。
彼女が、最近元気がない。
『何かあった?』
『・・・今、ちょっと悩んでるんです・・・・・・・・・。』
彼女は一年位前に、通勤電車のなかで、ナンパもどき?をされたらしい。
わざと?かどうかわからないけれど、男の人がいきなりぶつかってきて、それからお互いに挨拶をするようになったとのこと。
彼女より3つ年上で、あまりぱっとしない男性だったらしい。
『キミ、いつも、この電車に乗っているね。
僕、前からキミのこと、気になっていたんだ。』
ある日、彼はそう話しかけてきた。
彼女は彼が全く好みのタイプではなかったので、愛想笑いをしながらスルーした。
しかし、彼は毎朝、彼女の隣に近づき、話しかけるようになった。
彼の努力が実を結んだのか、いつしか彼女は彼と仲良く話しながら通勤するようになった。
彼は彼女をデートに誘った。
もうこの頃にはすっかり彼に心を許していた彼女は、デートに応じた。
彼女は可愛いけれど、決して派手ではなく、とても素朴な女性で、男性とつきあったこともほとんどなかったらしい。
彼女が彼に夢中になるのには、時間はかからなかった。
彼女は自宅通勤だったけれど、彼は一人暮らしだった。
彼女は彼から合鍵をもらい、時間が許す限りは、仕事の帰りには彼のマンションに行くようになった。
・・・私はここまでの話は、以前に彼女から聞いていた、
『ラブラブだねっ!』
そうからかったりもしていた。
でも・・・・。
ここからが、今回の彼女の話。
ある日、彼女はいつものように彼のマンションで彼の帰りを待っていた。
彼の帰りがいつもより遅かったので、彼女は暇をもてあましていた。
何気なく、彼のチェストを開けてみた。
そこには・・・・・・・。
彼と、ウエディングドレス姿の女性の、幸せそうな笑顔の写真があった・・・・・・・・・。