長女のはじめての参観日の授業は『図工』でした。
小学校に入学して、はじめて絵の具と筆を使ってみましょう!というもの。
入学してからはじめての参観日なので、教室はパパやママが溢れかえっていました。
先生は一からの手順を説明します。
まず、新聞紙を机の上に敷きましょう。
そして、筆を洗うバケツを机の右上に置きましょう。
パレットに青の絵の具を出しましょう。
そうしたら、筆に絵の具をつけてみましょう。
絵が大好きな長女は、うずうずしていました。
早く描きたい!!
待てない気持ちは私もわかりました。
彼女の通っていた幼稚園は『モンテッソーリ教育』の幼稚園で、一斉保育は基本的にしていませんでした。
詳しくは、こちら 。
モンテッソーリ教育の彼女が通った幼稚園は、一斉保育、集団行動もするのですが(日常生活や屋外での活動など。)基本的にはこういうお絵描きとか、字や数字を覚えたり、他にもいろいろあるんですが、本人がやりたいと思ってその作業を選び、それをやめるのも本人が決めるという方針をとります。
モンテッソーリの幼稚園に通ったマイナスはあります。やっぱり(笑)
集団行動に慣れるのが他の子どもより遅い。
それから、自己主張をしすぎる。
幼稚園では自己主張は大いに認められていたことですから。
まぁ、言うなれば、小学校は彼女にとってははじめての一斉教育だったわけです。
一般の一斉保育での幼稚園を卒園した子どもたちは、もう、小学校に入るときは、
『筆箱を出しましょう。』
と先生に言われたら、さっと出せるのに
・・・・・・モンテッソーリ幼稚園卒園児は遅いんですよね(苦笑)
なぜなら
モンテッソーリ教育は、『敏感期』というものをとても大事にしていて、その教育の方針としては、ひとりひとり、発達も性格も興味も違うので、子どもたちに応じて、先生は対応してくれるんです。
動作が遅い子は、ゆっくりでOK、動作が早く、すぐに行動できる子は、さっさとやる自由がありました。
小さな子どもなんて同学年でも3月生まれと4月生まれってだけでも大きな差がありますもん。
ひとりひとりの特性を尊重してくれる幼稚園なので、(モンテッソーリ幼稚園は基本的には園児5人に先生は1人)
長女(次女もですが)小学校に入学したころはかなり面食らったでしょう。
(私も先輩たちに話には聞いていましたが、やっぱり・・・と思いました(笑))
でも、私は幼児期はとても大事だと思っていましたし、敏感期のことも理解していたつもりなので、あと、一斉保育にも疑問を持っていましたので、今でもモンテッソーリ教育の幼稚園に通わせて良かったと思います。
話はそれましたが・・・スミマセン・・・。
長女は、とにかく早く描きたくて、後ろの席の男の子にちょっかいを出していました。
彼の新聞紙を見たら、彼もちょこちょこ落書きをしていました。
彼も、早く描きたいのね・・・。
そう思った長女は、その男の子の机の新聞紙の端に線を引いてしまいました
教室の後ろで青くなる私。
何やってるん・・・・・・・・・・(怒)あほ!!!
先生は
じゃあ今から画用紙を配りますね!
そう言って画用紙を配りはじめました。
そうして、長女の後ろの席の男の子の横に立ち、
『●●くん、落書きしてたから、あなたには画用紙は配りません!反省しておきなさい!』
そう言って、彼だけに画用紙を配りませんでした・・・・・・・・。
確かに彼は長女がちょっかいを出す前にも落書きをしていたんですが・・・。
でも、ありえない。
だったら、彼の新聞紙に落書きをした、長女に画用紙を配るのはおかしい。
もしかしたら先生は長女が彼にちょっかいを出したのを見ていなかったのか?
その日、彼のお母さんも来ていらっしゃいました。
彼はいわゆる問題児とかではありません。
賢くておとなしい、優しい男の子です。
彼はそのあと、ずっと机に突っ伏して泣いていました。
・・・続きます・・・。