浪費癖 | 幸せな離婚~バツイチの選択・・・。

幸せな離婚~バツイチの選択・・・。

両親の反対を押し切って結婚したけれど…。会社の倒産、DV、モラハラ、借金。経験しなくてもいいような経験をしたのち、やっと離婚。しかし離婚後もトラブル続き。でも、前向きな、幸せな離婚だと思っています。

浪費癖です。


会社をなんとか整理した彼は、知り合いのつてで、大手ハウスメーカーに契約社員として働きながら、個人的に以前のお客さんから仕事を請けていました。


彼は外づらはよく、営業力があったので、しばらくはなんとか仕事をこなしていたと思います。


そうでなければ、即離婚していました。


それから、やはり子どもがいたので、もう一度頑張ってほしいと思う気持ちがありました。


なんども裏切られたけど・・・。




彼の趣味はダートトライアルでした。


舗装してない道路を車で走るレースです。


これはもうずっと前からの趣味だったようです。


好きな人ではないとわからないと思いますが、かなりはまるらしいです。


私も嫌いではありませんが、とにかくお金がかかる趣味です。


タイヤはすぐすり減ってしまうし、一度クラッシュしたら、修理にかなりかかります。


また車の改造料金も馬鹿にはなりません。


彼の1度目の離婚もこのことは少なからず影響していました。


私はあまり、物事にこだわらない性格で、お金がかかる趣味でも、自分の領域の範囲でやるのならいいかなと思っていました。


ですが、あとでわかりますが、前にも書いたとおり、彼は実家の父親から多額の借金をしていても、返さずにずっと続けていたんです。


そのときも、人間性を疑う・・・と思っていましたが・・・。



でもまさかみんなが金策に走り回っている状態のときに買っているとは思いませんでした!




ある日、クレジット会社から電話がありました。


「奥様ですか・・・?私●●というものですが、ご主人と連絡が取りたいんですが・・・。」


事務経験の長かった私は、当然ながら


「どちらの●●様ですか・・・?」



「●●町の●●です・・・。」



おかしい!



金融機関に勤めたことがある私は、ピンときました。


クレジット会社や、ローン会社はたとえ、身内であっても本人への守秘義務があるので、会社は名乗らない・・・。


あとでトラブルになったとき、責任を負わなければならないからです。


でも、まさか・・・。と思い、私はそのかたの連絡先を聞き、彼に連絡をとり、連絡してくれるように頼みました。


でも、次の日もその次の日も、電話がかかってきます。


「ご主人から連絡がないんです。」


これは、あのいつもの悪い癖で、メンドクサイことからの逃避か・・・。


思い切ってカマをかけてみました。


「どちらのローン会社さまですか・・・?」


彼は、少し悩んで、


「●●リースです。奥様もご存知かも知れませんが、車を買っていただいたんですが、まだ、1円もご入金がありません。」


はぁ?


なんと彼は、みんなが資金繰りに奔走しているときに300万もする、トライアル用の車を購入していました。


『ランサー』


もうあきれてものも言えません。


この期におよんで・・・!


彼に抗議しても、


「わかった、わかった、なんとかする・・・。」


ぜんぜんなんとかしないじゃない!



結局このリース契約に関しても、交渉したのは、私です。


それまで、少しずつ支払っていましたが、担当者も上司の締め付けがきつかったようで、


最後は担当者のかたが切れて、


「てめえら、泥棒か!死んでしまえ!」


私は泣きながら


「あなたが、そんなこと言ったって私があなたの会社に訴えたら、あなたはクビです!」


「好きにしろ!」


担当者はどんなに腹が立っても脅迫はしちゃいけないんです。

それから、担当者からは、電話はなくなりました。


たぶん、不良債権として処理したんでしょう。


担当の方は、悪くないんだけどね。


返す気のない人に貸したほうが、間違いってわかってね・・・。


当然ながら、彼は話し合いのテーブルに1度もついてくれませんでした。



これから、まだまだ、彼の浪費は続きますが・・・。


何年もの間、たくさんありすぎるので(涙)


時期、時期にわけて、書いていきます。



彼は半年間、会社勤めをした後、会社をやめて、また自分で仕事をはじめました。


一人親方ですが・・・。


でもこのあと、またとんでもないことが発覚します・・・。