母の知人とお茶をする
先日、母の知人で50代の女性Kさんにお茶に誘われ、Kさんの自宅でお茶を飲みながらおしゃべりして来ました。 Kさんとは顔見知りではあるけど、会えば会釈をする程度で話したことは全くなく、その日もスーパーの帰り道に偶然会っただけで、「ねえこれから家に寄っていらっしゃいよ。」と言われた時には、ちょっとびっくりでした。 でもまあ嫌ってわけではないし、時間もあったので「はぁ...」と生返事をしたままついて行きました。
Kさんのお宅は私のアパートのすぐ近くで、こじんまりとして、でもなかなか手をかけているなという感じの立派な一戸建てでした。
Kさんの旦那さんは北海道に単身赴任、ご長男は結婚して独立しているため、Kさんはその家に30才の息子さんと二人暮ししているとのことでした。
はじめKさんと私をつなぐ線である母のことや父のことを話していたのですが、だんだんと話が私の子供たちのことに移って行きました。 Kさんは倫太郎のことは母から聞いて知っているらしくて、「親の会」のことを話題に出して、実は私の地域で「親の会」を作ったSさんとは一緒にPTA役員をやって以来の友人だと言うのです。
「親の会」を作ったSさん(NHKなどにも過去に出演されてる方なので実名で良いのかもしれませんが、まああまりにも近いのでSさんにしておきます。)とKさんのお子さんが小学生の時同じ学年で、Sさんのお子さんが不登校になるかならないか頃に知り合い、その後Sさんが親の会を立ち上げ、不登校の子供たちの居場所作り(今は無いんですが)をしたことなどをご存知でした。
Kさん自身のお子さんは不登校になったことはないのに、Sさんという友人がいたからなのかどうか、不登校についてはすごく肯定的で、不登校に限らず育児全般の話題についてもすごく私と共通の考えを持ってくれていたのが驚きでした。
自分の子供が不登校でない人と、こんなにいろいろ話せたのは初めてでした。 いやいや、不登校の子を持つ親とだってなかなか人によっては本音で話せなかったりするんですが。
私が「育児ってバランスが難しいと思うんです。心配しすぎて手をかけすぎてもいけない。放ったらかしにしすぎてもいけない。その加減が本当に難しいです。」と言った時、Kさんは、「そうそう、そうなのよ!それが分かったら誰も苦労しないのよね。でもね、今は『自分がこういう母親になりたい』という理想をその時その時一生懸命やるしかないと思う。今そうやって頑張ったら、いつか子供はちゃんと巣立って行くし、自分もその時ちゃんと子供の手を離せると思うのよ。」と言っていました。
なるほどなーと。 私も時々失敗し、自信を無くしながらも、その時その時自分のベストを尽くすしかないんだろうと、あれだけ悩んで失敗したんなら、それはそれで悔いはないやと思って開き直るのですが、それを肯定されたような気がしました。
それから、私が「私は時々、自分が思うその理想の母親になろうとしてちょっと演技してるな、無理してるんじゃないか?と思う時があるんです。」と言ったら、Kさんは「それでいいんじゃないかしら。最初は演技してるって思っても、それを繰り返しているうちにその演技が本当の自分になっていくんじゃない。」と言ってくれました。
その後子育ての話にとどまらず、本の話やらお菓子の話やらなんやらであっという間にまだ高かった日が影って来てしまいました。
ほんとに、私は自分の母親とは全く話がかみ合わないし(ある部分では合うけど、特に子育てに関しては全然合わない)、普通に会話が出来ない(理解しやすいようにかみくだいて話すなどしないと何を言っているのかすら理解してくれない)のでとても疲れてしまうのですが、Kさんとはそんなことがなく、普段思っていることを頭に浮かんだそのまま話すことが出来ました。 何かそれがとても楽で...
Kさんとはまたいつかお茶したいなと思いました。
Kさんは自分が読んだ本の中でいい言葉に出会うと「忘れちゃうから」と言ってメモして冷蔵庫に貼り付けてました(笑) 私も忘れないようにこのブログに書いたりするけど、冷蔵庫の方がいいかも(笑) マネしようと思います。