4年生になる
新学期初日、「とにかく新しいクラスがどんなだか見るだけ見ておいで。」と声をかけましたがやっぱり行こうとしない息子。 一応前日には行く支度をしたんですけどね。 こういうのって不登校児の典型的な行動パターンらしい。 前日にはまあ周囲のプレッシャーとかもあるし、自分でも明日は行こうという気にはなっている。 しかし当日の朝になるとどうしても出られない。
初日くらい行ったらどうだという気持ちもありましたが、しかたなくその日はあきらめて朝ぎりぎりの時間に学校に電話してお休みを伝えました。
その日の夕方、新担任の先生から「担任のHです。よろしくお願いします。」と留守電が入っていました。
カウンセラーの先生が言っていた通り、学校が配慮してくれて新しいクラスはT君と一緒でした。 というのは初日に遊びに来たT君から聞きました(笑)
せっかくT君と同じクラスにしてくれた先生のためにも、一度くらい行ったらどうなのよ。 行ってみてどうしても嫌だっていうならあきらめるからさーと、私は思っていましたが、 翌日もお休み。
H先生から再び電話があり、「ご迷惑でなければ家庭訪問させていただきたい」とのこと。
迷惑とは言わないけれど、その時私はたまたま仕事のことやなんかでいろんな気力が萎えていて家を掃除する気力もなく部屋は散らかり放題。 こんなところにとても先生に来ていただけないと思ってこちらから放課後に登校しますからと伝えました。
翌週息子を連れて放課後に学校へ行きました。 新しい先生は若い男性の先生でした。 初めて先生と対面した息子はカチンカチンに硬直していましたが、話をしているうちにだんだんリラックスしてきたようで、しばらくすると普通に笑顔を見せていました。 一応防災頭巾などを持って来ていたのでその荷物を置くために教室にも行きましたが足取りも軽く階段を上る息子を見て「あれ、なんか足取り軽いな。」と先生は驚いていました。
その日はこれからどうするかとかあまり詳しい話をした記憶がないのですが、次はいつ来られますか?と聞かれて、私の仕事の都合がつく日に来てもらえばいいですよーというような感じのことを言われたような気がします。
帰り際、先生が息子に「来れたらまた来いな~」と言いました。 前の先生は放課後登校も毎日来ないと許さない雰囲気だったので、だいぶ違うなと思いました。
帰る道々、息子に「今度の先生は『来れたらまた来いな~』って言ってたね。(無理にでも来いって言わないから)良かったね。」と言ったら、息子は「先生っていうのはみんなそう言うんだよ。」と言っていました。
うへー。 「来れたらおいで」なんて言いつつ、そのうちそれが「いつ来るの?」に変わって行く大人の行動パターンを見透かしてるんだなと思いました。
「でもさ、前の先生はいつ来るのか約束してください!なんて言ってたけど、今度の先生はそんなこと言わなそうだから良かったじゃない。」と言うと、「まあね。」などと言っていました。 ナマイキです(笑)
新しい先生はクラスの担任を持つのは今年で2年目という新人さんでした。 私は何度か不登校の親の体験談で「新任の若い先生というのは妙に張り切っていて、それがまたピントのずれた張り切り方でありがた迷惑?」みたいなことを伝え聞いていたので若い先生ってどうなんだろうと心配していましたが、思っていた程妙につっぱしってるふうも無いし、良かったなとホっとしました。
内心、強引な先生だったらどうしようかと心配していましたから。
こうしてやっぱり不登校のまま息子は4年生になりました。