2008年に、Satoshi Nakamotoを名乗る人物が、ある論文を発表した。

 

そこには、暗号通貨(=仮想通貨)の考え方と、それを成立させるためのシステム(=ブロックチェーン)の考え方が記されている。

 

インターネットの普及により、ネット上での取引が盛んに行われるようになってきた。

が、決済はほぼ例外なく第三の外部金融機関を介して行われている。

その際には、必ず一定のリスク(詐欺等)が存在する。

これを、暗号化させた通貨を用いて双方直接やりとりできれば、このような不都合は回避できる。

 

 

素晴らしい考え方だ。

 

この暗号通貨というものを使えば、世の中はもっともっと便利になる。

 

世の中はインターネットの普及により、情報は世界のどこにいても手に入るし、連絡もメールにより一瞬で相手に届けられる時代になった。

が、お金に関しては未だ不便極まりない状況が続いている。

 

例えば家族や知人が海外にいて、その人にお金を送ろうと思ったら、様々な手続きを経ないと相手に届けられない。

その間に、手数料も時間もかかる。何で?

 

それは、お金の価値が国によって違うため、相手の国の価値あるものに変えていかないといけない。

例えば、アフリカの人たちに日本の一万円紙幣をあげても、その人たちには何の価値もない。

現地で価値ある紙幣に変えて渡してあげなければ、意味はない。

 

ならば、この時代に、世界共通で価値ある通貨を作り出し、それをネット上でやり取りできるようになれば、これからの時代に望まれるのではないか?

 

確かに!素晴らしい!

 

海外旅行に行って、現地の通貨に両替するだけで手数料が取られる。

帰国の時に余ったお金を日本円に戻すのにも、手数料が取られる。

日本円を現地のお金に変えて、結局何も買わずに帰ってきて日本円に戻しても、お金は減っているのである。

 

それが、仮想通貨で全世界共通の価値を持っているなら、仮想通貨を持っていれば世界中どこでも使える。

グローバル化してきたこの時代、そんな時代は間違いなく訪れると思う。

 

そんな発想の中、この論文を読んだあるプログラマー達が集まって生まれたのが、仮想通貨。

 

ビットコインの誕生である。