山登りはRPGに似ている | シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!

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山登りをしていて、このとても地味な行為は何かに似ている様な気がするって思ってたんだけど、ふと

「あぁ、RPGに似てるんだ」

って思った。



歩き出す。
しんどい。
辛い。
それでも1歩1歩踏み出すと、1歩分ずつは前進する。

町を出る。
体力も攻撃力も低いから、いきなり遠くにはいけない。
地味に経験値とゴールドを稼ぎ、行動範囲を広げていく。
少しずつ。
でも着実に。


僕はそういう地味なRPGが好きだった。
RPGでもアクション性の低い、いわゆる一般的に「正統派RPG」と呼ばれるものが(ドラクエみたいなもの)。
ゲームは好きだったけど、アクションゲームにしてもシューティングゲームにしても、僕にはもうどうしようもない限界っていうのが存在した。
繰り返しプレイしてパターンを覚えたとしても、どうしようもない身体能力の限界。
自分の限界なんだから、自分がプレイする以上は先には進めない。エンディングは見れない。
最後の最後、クッパの前で「マンマミーア・・」って言う絶望感・・・

対して、RPGは何とかなる。
地味にプレイしていれば徐々に強くなって先に進めるし、謎解きの要素も有るけれどそれはあくまでも謎解きであって絶対クリヤ出来ないものではない。

山に向かって1歩1歩踏み出していく行為は、少しずつ経験値を溜めていく行為に似てる。
出発する前に装備を確認し、これから進む行程に対して大丈夫かどうか考える。
たまにパーティを組んで助け合ったり。
地図を片手にルートを見極め、時に「こんなはずじゃなかった」とがっかりしつつ、残りの体力を計算しながら歩を進め、いつしか頂に立った時に感動し、辿って来た長い長い道筋を振り返って感慨に耽る。

頂上に立つ事は嬉しいけれど、それよりも僕は自分が歩いてきた道程を振り返って「あぁ、あんなに歩いてきたんだ」って思うのが好きだ。
それは達成感っていう様な激しくて華々しい感情ではなくて、じんわりと心の奥底に流れる静かな感動。
言うなればエンドロールを見ている様な。

山登りはリアルなRPG。
モンスターも宝箱も出てこないし、剣も魔法も必殺技も無いけれど、セーブもリセットも出来ない真剣なRPG。

だから面白い。

多分、そういうのが僕の性に合ってるんだと思う。