一通り整備したスクーター 。
いまひとつだったエンジンの始動性も、頻繁に乗っていれば問題ない事を確認できたし、そこそこ暖かくなってきたので通勤に使う事にした。
ちなみに、始動性が悪いのは燃料の供給不足じゃないかという話だけど、長くなるから省略。
で、便利な事は便利なんだけど、今までスクーターなんて物に全く興味が無かった僕が、今になってどうしてスクーターに乗ろうと思ったのか自分でも良く分らなかったんだ。
多分、今までのTLR200 があまりにも不便だったからなのかもしれない。
トライアルバイクなんだから当たり前なんだけど。
スクーターって趣味性が高いとは思えない。
乗って楽しむなら、普通のバイクの方が遥かに面白い。
でも、大きなラゲッジを持つのと、二人乗りが出来るのが便利。
僕には、ホビーというよりもツール的な要素が強い。
だけど、最近のバイクには興味が湧かなくなってしまった。
パワフルで、乗りやすくて、安定していて、手が掛らなくて、どれもが凄いけど、それがどういうものなのか想像出来てしまう。
全てにおいて電子デバイスでコントロールされ、速く安定して走れるバイクのスロットルを捻る事と、ハナクソほじりながらスクーターのスロットルを捻る事に、どれだけの違いが有るのかな。
頭が真っ白になるような加速感、路面に吸い付くような安定感、転ばないバイク。
それは正当な進化で、喜ばしい事なんだけど、僕にはどうしても必要なものじゃない。
要は、そんな事はもうどうでも良くなってしまったんだ。
それよりも、知り合いが手に入れたスズキのK125が面白くてたまらない。
今のバイクとは全然違うエンジンで、「ナンジャコリャ?」がてんこ盛りなんだ。
今までバイクの事、エンジンの事、分かっていたつもりでいたんだ。
でも、K125には、僕が見た事が無い物がいっぱい有る。
このエンジンを、昔は本気で造ってたんだ。
バイクとかスクーターとかそんなカテゴライズなんかじゃなく、面白いか面白くないか、乗りたいか乗りたくないか、なんだ。
僕の好奇心を満たしてくれるかどうかなんだ。
車もバイクも、進むべき路線が何か少し違っている様な気がする。
いや、それは正しいのかもしれない。
でも、正しい道以外のわき道が無い様な気がする。