ここ数日仕事が忙しくて、いつも忙しいには忙しいんだけど木曜金曜と設備のトラブル復旧で忙しかった。
急を要する修理でも、駆け足しなくなった。
やる気の無い上司と使えない部下が居るだけの職場で、誰のフォローもアテに出来ないんだ。
気力と体力を消耗したら、もうそこから何も出来なくなっちゃう。
だから僕は自分1人で何とか1日しのげるペース配分を考える。
急がなければいけないのは分かる。気持ちもはやる。
でも、いちいち走ってたら自分がもたないよ。
金曜日、まだ不調の設備を見る為に朝一番で見に行くと、部長に会った。
簡単に状況を説明すると、
「じゃあ今から止めて原因を探そう。」
って言う。
部長と課長を交えて、みんなで機械をバラして不具合の原因を探す。
部長も課長も製造現場の管理職だから、僕の職場(機械設備の保全)とは直接関係が無い。
本来なら
「直しておいて。」
って言うだけで済むはずだし、僕としてもそれで良いと思う。
本来なら僕の職場の課長が指揮を取らなきゃいけない立場なんだから。
それでも、部長も課長も汗だくになって真っ黒になって機械を直す。
先頭に立って。
僕は久しぶりに走った。
管理職にそこまでさせておいて、のんびり歩いてなんかいられない。
6月とは思えない酷暑の中、朝8時から夜の8時過ぎまでかかって、とりあえず何とか上手く動く所まで直せた。
くたくただったけど、僕は嬉しかったんだ。
仕事でこんな気分になったの、何年ぶりだろう。
仕事ってね、しんどいからとか、汚れるからとか、暑いからとか、そういう事が嫌なんじゃないんだ。
そういう事じゃなくて、自分を取り巻く状況なんだ。
部長や課長が自ら作業をしろと言う訳じゃない。
管理職は管理する事が仕事なんだから。
ただ、僕らが仕事をする為にどうしたら良いのかを指し示して欲しい。
元々仕事自体は嫌いじゃないんだ。
機械を正常に動かしたい。効率よく作業したい。そういう気持ちは常々持ってる。
でも出来ないんだ。
そういう事がちゃんと出来る状況を作って欲しいだけなんだ。
「良いから、やろう。」
って言って欲しいんだ。
そういう、作業の方向と道筋を付けて欲しいだけなんだ。
そういう責任を果たしている人なら、努力している人なら、
「この人の為にがんばろう。」
「僕ももっとがんばろう。」
「もっと良くしよう。」
って思える。
率先して汚れ仕事や力仕事を引き受けて、自分の持てるスキルをフルに発揮させる努力をする。
仕事に対して、やりがいを感じる。
こんなにモチベーションが上がったのは久しぶりだったよ。
今の課長ではこんな気持ちも長続きしないけど、僕もまだこの会社でそんな気持ちになれるんだって事が少しだけ嬉しかった。