うだるような暑さの中、汗だくになって仕事を片付けたところで声を掛けられた。
「手が空いたらやって欲しいんだけどなー。」って。
どうやら、1インチのネジ部分を、5分にして欲しいらしい。
5分(ごぶ)ってまた、微妙なサイズを。
「5分のダイス(ネジを切る道具)なんか無いよ。」
「5分のダイスなら有るよ。」
「5分だよ?ゴブ。5/8だよ?」
「ほら、これこれ。5/8。」
「あぁ、ほんとだ。5/8だ。5/8チップだ。」
「あぁ、言うと思った。5/8チップ。」
「5/8チップ。」
「なんか、良い感じだよね。『5/8チップ』って言うと。」
「軽快な感じだよね。5/8チップ。」
「5/8チップ。」
何だか、意味も無く妙に楽しくなっちゃった。 5/8チップ。
今は無き5/8チップ。
単なる小さ目のポテトチップスなんだけどさ。
妙にポテトチップが食べたくなったなぁって思いながら、旋盤を回すよ。 5/8チップ。