- 最近読書はサボり気味だったんだけど、久しぶりにもの凄く読みたい小説が出てきました。
- やっと図書館にも入ったので、早速予約して読みました。
- あのとき始まったことのすべて/中村 航
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
- ★★★★★
- ・
- ・
- あらすじ
- 理系の大学を出て、営業マンとして働く僕は、中学の同級生だった石井さんと十年ぶりに会うことになった。
有楽町のマリオンで待ち合わせ、目の前のニュー・トーキョーに入ると、当時の面影を残す石井さんを前にして、
中学時代の思い出が一気に甦った。親友の柳、一年の時に告白してふられた、少し不思議ちゃんの白原さん。
僕、石井さん、柳、白原さんの四人で奈良の東大寺などを巡った修学旅行、そしてそれぞれの思いを秘めて別れとなった卒業式。
やがて酔った二人は、中学時代の思い出を探しに、僕の部屋に向かうが……。
ベストセラー『100回泣くこと』で40万人を涙させた著者が贈る、ノスタルジーとせつなさ迫るラブ・ストーリー。
- 詳しくはこちらへ(カドカワ新刊サイト)
- http://www.kadokawa.co.jp/sp/201003-02/
- ・
- ・
- ・
- レビュー
- 中学の時仲が良かった同級生と偶然再会し恋に落ちちゃったっていう、要約するとまったくもってベタなストーリーですが、とても良かった。
- 人の好みによって評価はマチマチだと思いますが、この良さはあらすじでは分からないと思う。
もともと中村航の作品はとても好きで、登場する恋人達のバカップルぶりとか、それを取り巻く世界観とかが大好きなんだけど、最近は少し違った感じ。
前の
でもそうだったんだけど、今までは二人だけの恋愛、二人だけの世界、二人だけの問題だったものが、そういう訳にはいかない展開になってたりして。
まぁ、普通の恋愛小説では当たり前なんだけどね。
今作では、バカップルぶりがちょっと陰を潜めていて残念。
その代わり、中学生時代のエピソードは良かった。
あの頃のきらめいた感覚とか、甘酸っぱい思いとか、そういうのを上手く思い起こさせます。
そして、大人になってからの恋愛の切なさとか、やるせなさとか。
個人的には、僕は岡田君タイプじゃないから主人公は今1つ。
門前さんと白原さんが良かった。
門前さんみたいな先輩が居たら良いね。
そして、岡田君の様な後輩。
白原さんは、健気に頑張ってる。
そして、そういう娘を暖かく包み込んでるお母さんが良い出来だと思う。
とても良い作品だと思うけど、中学卒業から早25年経とうかという僕の年代にはいささか若過ぎるかな。
中村航の作品も、以前は主人公は学生だったのが今では社会人になってたりするので、今後が楽しみです。