毎日のように一緒にいるのが当たり前になってきた頃、
彼のアパートの更新をきっかけに引っ越すことになり
一緒に住むことになった。


変なところで律儀な彼は私の母親に挨拶をして
了解を得てから一緒に住むと言いだし、
一緒に実家に帰ることになった。


母親はいわゆる愛人。

片親で育ててきた妙な自信と後ろめたさ、
男に裏切られた傷を負った母は男性だけでなく
人間そのものを心から信用することが出来ない人間。

信じられる物はお金のみ。

親子でさえ信頼関係が成り立ってない。

何度母親の言葉で傷ついたかなんて数えられない。


今ではもう麻痺さえしてる。


そんな母親に合わせるのは凄く嫌だったけれど、
それでもやっぱり母親は母親。
祝福して欲しいと思い、勇気を出して合わせた。


意外にも母親は対応がよく、彼の前では笑顔を絶やさず
すごく優しい対応をしてくれた。
同居の話しも理解してくれて、うきうき気分で東京に戻った。