ご無沙汰 | Whisky's Diary

ご無沙汰

いやはや、覚悟はしていたが珍しい程忙しい日が続いた。

自宅のモルトに手を伸ばす余裕もないほど不幸な日々であった。

ご心配をしてくださった方々、ありがとうございます。

元気ではあります ^-^


さて、久々の宅飲み。

最近は案外普通のモルトを紹介していたので、ちょっとだけ変ったモルトを・・・。



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No.17 COLEBURN 1980~2001(マキロップ・チョイス SHERRY CASK STRENGTH)


1897年、ジョン・ロバートソン&サン社により創業。

スペイサイドはエルギンとローゼスを結ぶ幹線道A941号線沿いのほぼ中間地点に位置する。

こちらの蒸留所もブレンデッド用(アッシャーズ・スチュワーツ)に供給されることが多く、1985年に閉鎖されるまで、ただの一度もオフィシャルでシングルモルトが発売されたことがない。


以前は、グレンリヴェットの人気にあやかろうと、様々な蒸留所が蒸留所名の末尾に「グレンリヴェット」を付けることが流行していた。

アベラワーやピティビアック、ダフタウンやマッカランまでも付け、その数20程にも及んだという。

コールバーンもその蒸留所の内の一つで、「COLEBURN-GLENLIVET」と名乗っていた。

現在は、蒸留所のポットスティルも取り外され、ライセンスも手放したため、復活する見込みはない。

故に、まれに発売されるボトラーズからのボトルも今後高額で取引などされるのであろうが、酒飲みにそんなことは関係ない。   安いうちに飲む!


こちらのマキロップ・チョイス。

史上最年少でマスター・オブ・ワインに認められた天才イアン・マキロップが厳選した樽をカスクストレングスでボトリングしたシリーズで私は数本所有しているが、正直あまり好みではない。

どうにもゴムの様な臭味が被って出てきていて、「個性が生きてないな。」と思うシリーズだった。

しばらく寝かせようと考えて一年になる。


コルクも古いので慎重に抜き、グラスに注いだ時、私は感動した。

「香りが生きている!」

プラスチックを溶接したような臭いはなく、甘いシェリーの芳香が立ち上ってくる。

私はすぐさま確信した。   「勝った。」と。

一年の時を経て、こいつも私好みのウィスキーに変ってくれたのだ。

香りは杏子やブランデーにも似たシェリー香。微かなピーティな舌触りから濃厚なチョコレート、焦がしたカラメル、ミント、わずかに苦く、とにかく濃い!

アルコール度数は61.3%。

衝動に駆られて、少し多めに「ゴクリ」とすると、腹の底から這い上がってくる熱い呼吸が、賛美する感嘆の溜め息に思える。


こうなると、他のマキロップも気になってくるのだが・・・。

明日も早いので、心地よく寝るには今がちょうどいい。

また近々。