<2005.05.01 日記より>

 ♂と♀、6歳超と6ヶ月未満、2頭の関係は、オジサンと娘。

 2頭目を飼おうと思ったのは、現在6歳で全く手のかからないガイも、あと1年、そしてまた1年と年齢を重ねるにつれて病気にも罹りやすくなり、体力の衰えで寝たきりになる可能性だってあるだろうし・・・、そしてもしも亡くなったときの悲しみを考えたときに、もう1頭いれば心の落ち込みも和らぐかもしれない・・・との思いも浮かび、「今がもう1頭迎えるのに相応しい時期である」と、強く感じたからでした(たぶん身勝手な解釈?かも知れませんが・・・)。

 正直のところ、ガイとフィータとは年齢がちょっと離れており、フィータの他に、訓練所で育った♂で1歳半になる甘えん坊のウィルも候補者として考えました。しかし、ガイとの相性を見るため引き合わせたのですが、ウィルの方がとても警戒心が強く、見つめ合う目つきに危険性を感じました。訓練所のオーナーからは、「1頭1頭別々に飼うのであれば全く問題ないと思うけれど、いつも一緒だと♂同士なので、もしも2頭が喧嘩したときに飼い主として抑えつける自信がなければ、一緒に飼わない方が良い。」と言われ、最終的にフィータに決めました。

 もちろん、フィータの愛くるしいしぐさや表情に心が動かされたこともありますが、それ以上にガイとの相性がぴったりだったのが決めた一番の理由です。

 最初の2週間位はフィータがガイにジャレついて、飛びかったり、牙をむいたりしてもガイは全く抵抗しなかったのですが、3週間近くが過ぎ、また体型も少し大きくなり(日に日に大きくなる感じもありますが)、フィータが幼犬体型から成犬体型へと近づくにつれ、ジャレつくフィータに対してガイが大きく口を開き鬼のような形相で威嚇するようになり、今ではフィータの体を押し倒し、首根っこを押さえつけるまでになりました。

 これは明らかにガイが、お転婆でやりたい放題のフィータに対して、自分の方が上なんだと態度で示す行為。そしてガイがフィータを幼犬から若年代になってきたことを認め始めた証しでもあり、2頭の間にしっかりと序列ができたことを感じました。

 大柄なガイが牙を剥いて目を見開く姿は、知らない人が見たら、びっくりしてその場を逃げ出したいくらい激しい表情なのですが、ずっと一緒に暮らしている私たちには、ガイが充分手加減していることも分かりますし、「いけない」と制止すれば、何もなかったように2頭が離れ、穏やかな表情に変わる様子なのです。

 犬同士の信頼関係、そして人間と犬との信頼関係が今まで以上に深くなっているんだなぁと改めて感じています。

 フィータの成長と共に、ガイもフィータを受け入れて精神面でひと回り大きくなったように思います。特に1頭飼いだった頃のガイは、玩具で遊ぶことは全くしなかったのですが、今では自分から率先してフィータと玩具を取りあったり、庭中を追っかけこしたりと、若さを取り戻したような感じがします。まあ、ちょっと太り気味のガイにとっては、ちょうど良いのでは・・・。

 フィータを迎えて1ヶ月が過ぎ、そろそろ本格的にしつけを行わなければならない時期になっています。マイペースで悪戯好きなフィータが、どのように育つのか、不安であり、また楽しみです。それ以上に人間の方が学んでいくことが多いのだろうと思います。


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