夏から秋にかけて、各地では花火大会が行われますが、この時期がガイにとって一番つらかったようです。 そう、ガイは花火の音が大嫌い。朝の号砲が鳴り出すと散歩は中止。玄関ドアから出たときにド~ンと聞こえただけで、一目散に部屋の隅に逃避。また散歩中に遠くの方で花火の音がしただけで、もう大変! スパイクチェーンも何のその、リードがはち切れるほどの力で家に戻ろうとする始末。 そして、夕方の散歩では、子供達が遊びでロケット花火を上げるときに、「キュ~ン」という高い音にも恐怖を感じていました。 また、雷にはもっと極端な反応が…。一瞬腰を抜かしたように身をかがめ、たれ耳になって目は虚ろ。普段の凛々しい表情から、一転して単なる情けないデカイだけの犬になってしまうのです。そして雷が近づき、稲光とともに「ドドドーン」と轟音をしたら納戸の中に閉じこもり、呼んでも全く反応なしの腑抜け状態。 花火や雷の音に慣れるため、室内で花火大会のテレビ放映を見せさせたり、激しい雷の音が入ったVTRなどを見せたりもしたのですが、根本的には、怖いと思った音を克服することができませんでした。 でもそんなガイの姿って、大きな体に似合わず、とっても可愛らしかったなぁ。 ま、花火や雷を恐れる気持ちは本来、当然持っているもの。逆に全く怖がらないフィータの方が危険だと感じていない分、感覚が鈍っているのでしょうね。(つづく)

