それはフェンス嵩上げのために工事業者の若いスタッフが現場を下見に来たときでした。 作業服を着たその若者に対して、異様なほど警戒し、吠え始めました。吠え方が隣りのおばさんの時に比べて激しかったので、ガイを私が首根っこを押さえて、その作業員が見えないところに移動させたのですが、興奮は収まらず、ずっと警戒して吠え続けていました。 なお、その若い作業員は以前にも犬を飼っている他のお客さんのところを訪ねた時にも、よく犬に吠えられたとのことで、大きなガイを見るなり、ビビッて後ずさりしていました。やはり、人間が警戒心を持っていると、何をされるか分からないのでは?と、犬の方も警戒して威嚇するものだと、どこかの本で読んだことがありますが…。 しかし、その後もガイは作業服を着た男の人が訪ねてきたり、散歩中に道路工事を行う作業員に出合ったりすると、他の人とは明らかに違う吠え方や警戒するような態度を見せました。また、私が掃き掃除をするため、長いホウキを持ってガイに近づいたときにも、逃げ出して腰をかがめ、異常なまでにビビッてしまうことがありました。 これって、もしかして過去にトラウマになるような、何か虐待された体験があったのでは…と思い始めました。 しかしながら元の飼い主について、美容室の先生から聞きだして過去のことを確かめることまではしたくなかったので、まずは、ガイの心を平穏にさせるよう、私たちが愛情を注いで接することが第一だと思っていました。(つづく)

<普段はこんなに大人しいガイなのです>

<この頃からすでにガイの得意ポーズ>