私をアポロシアターのステージに導いてくれた恩人であり家族のように大切なKatsと、半年間Katsの家に居候して一緒に生活した大好きな奥様Maureenが日本に遊びに来てくれました。


きっとこれが人生最後の日本旅行になると思うから故郷を巡るんだと言っていたKats。

そんな事言わないでまた来てね。

そして来年の春は私がカリフォルニアに会いに行くから美しいサクラメントを案内してね桜

夜型で朝ちっとも起きてこない私を、夜行性のお猿さんに例えて「アイアイ」と呼ぶ2人。

他の誰にも呼ばれないこのニックネームで呼ばれるとNYでの日々を思い出します。

日本に帰る時、空港へ向かうバスの乗り場まで見送りにきてくれたKatsとハグをして別れてバスの中で周りも気にせずワンワン泣いた。

なかなか会えないけど何かあるといつも可愛いメールと写真を送ってくれて、私の活動も心から喜んでくれる2人を本当のおじいちゃんとおばあちゃんのように大切に思っています。

そんなKatsが今日、アポロに出た時の話をしていたら急に真面目なトーンで

「アイアイはあのアポロのステージでブーイングを受けながらも最後まで歌い切った。あの日それを悔しいと泣いていたけど…ダメだから良いんだよ、ダメだから良い事があるんだ。あのブーイングが君を本物にするんだ。多くのスターは最初ダメだと言われていた。大きな失敗をして、なんでこんな事がと思うような辛い事を経験している。アイアイ、僕のこの言葉を信じてね。君はあの日ブーイングを受けたから良いんだ、ダメだと言われたのに立ち上がってきたから良いんだ。だからスターになれるんだよ」

と言ってくれた。

KatsはNYでマンハッタンの夜景を見ながらバルコニーでお茶していた時にも

「君は不幸にも両親を早く亡くしたけど、幸いにも両親を早く亡くしたからこんなにも素直で素敵な女性なんだね」

と言う言葉をくれた。


私に起きた辛い出来事はどれも大きく身体に傷を残しているけど…

でも、だからこそ私は私でいれるんだと思わせてくれた大切な言葉です。

まだまだスターには程遠いけど、私の人生を変えてくれた大切な人がこれからの人生を変える大切な言葉をくれる。

この嬉しいような切ないような胸がギュッとなって涙が溢れる想いを歌にして、今度は私がみんなに伝えていきたいです。

Kats、Maureen、今度は私が会いに行くね。

どうか元気でまた話を聞かせてハート

love.