数日前から東京駅に出ていたこのポスターを見て「櫻ちゃん見つけたよ」と連絡を下さる方がたくさんいましたが…
当日はなんとファンのみんなだけでなく、北九州市東京事務所の皆さんや北九州でご一緒したNSシンフォニー・オーケストラの方まで遊びにきてくれました
こうして駅で歌っていると小倉駅で路上ライブしていた頃を思い出します。
行き交う人と一瞬だけ重なる奇跡的な出逢いがたくさんあったし、毎晩のように歌う私に警察の人が「気を付けてね」と声をかけて見回りを増やしてくれるような時代だった。
ずっと聴いてくれていた子が家出少女だった事が分かって家に泊めて話を聞いてあげたり、車椅子のバスケットボール選手の方と一緒にワイワイ歌ったり、サラリーマンのおじさんがビール缶に5000円札を挟んで「今の曲もう1回歌ってくれ」とリクエストしてくれた事もある。
私の父が生きていたらきっと同い歳くらいのおじさんが、俯いて歌を聴きながらボロボロと泣いていた姿は今でも忘れられません。
路上ライブで立ち止まったの初めてよ、と声をかけてくれたお姉さん。
近くのコンビニで暖かいお茶と肉まんを買って渡してくれたお兄さん。
北九州の片隅で歌う歌手の卵だった私にとって、最初の味方はあの「道行くどこかの誰か」でした。
そんな事を思い出しながら歌った「エキマチライブ」は、あの頃とは違ってたくさんの笑顔が目の前にあって、大好きな人達がニコニコ笑って、曲が終わって音が消えるより先に拍手で応えてくれる。
名前を呼んで手拍子をして、曲の途中から駆けつけてくれた人も一緒に歌ってくれてる人も見える。
もっともっとたくさんの人に知って貰いたいし、東京駅で歌うとファンが殺到して規制かかっちゃうくらいの歌手になりたいけど 笑
いつかそんな日がきた時もまた、私はこの景色を思い出しながら愛おしい気持ちで歌うんだろうなと思いました。
歌い終わった後「フラッと東京駅に寄ったら聴こえてきた歌に吸い寄せられました」とCDを買って下さった方もいて、新しい出逢いもとても嬉しかった。
本当にありがとう。
今夜は、とある映画監督さんのパーティーで歌わせて頂いてそこにも嬉しい出逢いがあったりと…相変わらずご縁に恵まれています。
それもこれもお母さんとお父さんがあっちでせっせと私の縁を繋いでくれてるおかげですね笑
自分の事よりも誰かを大切にして生きた両親に恥じぬよう、これからもご縁を大切に歌っていきます。
パーティーを途中で抜け出して羽田空港から北九州へ。
遅い便も飛んでいるスターフライヤーや、深夜にも関わらず迎えにきてくれる妹にも感謝です。
明日は門司港ホテルで行われるパーティーで歌ってきます!
私にも、みんなにも、素敵な出逢いがありますように。
素敵なひまわりとお菓子ありがとう。
おやすみなさい