本日、2016年のレッスン納めでした!

1年、私をメキメキ成長させてくれたkyte君。

本当にありがとう!!!

1年前に比べたらビックリするくらい出来る事も増えたし

随分と楽に歌える様になったし

何より、歌に謝る事が減ってきた。

たった3分弱の曲を歌う為に、気が狂いそうなくらいたくさんの事を叩き込んで、整えて、時間をかけて仕上げていく。


美しい曲をブスに聴かせるか、ありのまま届けるか、それとも200倍美しく聴かせるかはいつだって私の努力次第。


そう分かってはいても、努力不足で何度も曲に謝ってきた。


本当はもっともっと素晴らしい曲なのに、うまく歌えなくて伝わらない。



私が描いた曲達は、いつだってその日の私に寄り添ってくれるけど


その曲が愛おしいければ愛おしい程に、こんな素晴らしい曲を未熟な私に寄り添わせちゃいけないと思う。


曲に恥じない歌い手になりたい。


ステージに立つ時、私は歌手なんだと胸を張れる様に、1曲1曲に敬意を払いたい。


2年前、世界的なジャズトランペット奏者の日野皓正さんにお会いしてお話した時


「俺は以前、トランペット奏者として評価されたくて、それはそれは俺を見てくれと言わんばかりに吹きまくってた」


「どうだ!凄いだろう!とソロを吹き倒したし、顔を真っ赤にして出来る限りの凄い事をやってみせたが、なんでかどうにも評価はついてこなかった」


「そんなある日、仲間のトランペット奏者に、お前はトランペットの声を聴いてないんだなと言われたんだ」


「正直意味が分からなかったし、乙女みたいな事言ってんじゃねーよと思ったけど、どうにか現状を変えたかった俺はまずは形だけでもトランペットの声を聴いてみようとしたんだ」


「ライブの前に必ずトランペットに、本日も宜しくお願いします。今日はどうしましょう?と声をかけてみた。もちろん返事はないけど、でも毎回話しかけた」


「ライブが終われば今日もありがとうございました!最高でしたね!と声をかけてケースにしまう。そうしていくと段々、トランペットが仲間になり、トランペットに敬意を払うようになってくる」


「凄いフレーズを吹いても、凄いのは俺じゃなくて、こんな風に音を奏でる事ができるトランペットで、俺は奏でたい音を奏でる手伝いをしてるだけなんだ。と思う様になった」


「だから俺は、トランペットが奏でたい音を正確に奏でる為に技術を磨いて努力して、トランペットの最高のパートナーになろうと思った」


「俺が最高のパフォーマンスをする為にはトランペットが必要だし、トランペットが最高のパフォーマンスをする為にも、他のどの奏者でもなく俺が必要なんだ。という信頼関係を築こうとしたんだ」


「今でもたまに演奏中に舞い上がったり緊張したりでトランペットの声が聞こえなくなる事があるけど、ライブ前とライブ後には欠かさず声をかけて、俺は一生こいつにとって唯一無二のトランペット奏者になりたいなと努力してるよ」


とおっしゃっていた。


その言葉に深く感銘を受けてから


マイクがどんな風に使って欲しがってるか


自分の曲がどんな風に歌って欲しがってるか


を、度々考える様になった。


私がどう歌いたいかと、曲がどう歌って欲しいかがぴったり重なった時は、歌いながら声の色が視える(気がする 笑)くらい気持ちが良い。


あの感覚を忘れない様に、ステージに立ちたい。


ちゃんと自分の曲と会話がしたい。


そして会話をする為に、まずは何度も何度も分析して、相手を知りたい。


例え同じ曲でも、歌う人が違えば捉え方が違う様に、曲との相性や会話から生まれる色を大切にしたい。


そうなれる様に今は1つ1つ、曲と仲良くする方法をkyte君が教えてくれています。


まだまだライブの後で「うう、ごめんよ。お前はもっと美しいのに」と謝る日があるが


私の曲にとって、私が唯一無二の最高のパートナーでいれる様、これからも信頼関係を積み重ねていきたいと思います!


その為には、1に練習、2に練習、34が練習、5に練習ですね(´-ω-`)


まじで精神と時の部屋に入りたい 笑


てな訳でっ


長くなったけど、kyte君!


今年も本当にお世話になりました!


来年もどうぞ宜しくお願いします☆


ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん!


きゃふんっ


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