昨日、熱もぶり返して

ゼーゼー言ってたら眠れなくて

ふと、先日買って読んでなかった本が目に止まった。

{A5DF625C-7E53-4DE1-B192-0C5BCCFAD215:01}


「約束」水谷修

あの有名な夜回り先生の本。

本屋で手に取って、最初のページを少し読んで

迷わずに買った。

読んでみたいという好奇心の様な興味が湧いたのもそうだが

読みやすい、真っ直ぐな言葉だったのも決めてだった。

本が好き。小説も、漫画も。

フィクションも、ノンフィクションも。

最近はノンフィクションにハマって

知らない事を知りたい、という欲に任せて

アレコレと本を手に取った。

その中で連れて帰ったこの「約束」は

買った日からの忙しさですっかり読む機会を失って

ずっとテーブルの上に置きっ放しだった。

それを、微熱と暑さで寝苦しくて眠れず

ゴロゴロと横になってる内に、フッと読む気になったので

ベットから起きて、テーブルの横の椅子へ腰かける。

ペラっとページをめくったら、あとは一瞬。

すぐに読み終えた。

途中、涙が止まらずに何度も本を置いて

ひときしり泣いて、また開いた。

最後まで読むのに苦労したくらい

何度も、何度も、何度も

感情が溢れてしまう、そんな本でした。

私は歌を選んだけど

この先生は夜回りを選んだ。

覚悟には、喜びだけでなく痛みもついてくる。

向き合う物の大きさに時折逃げ出したくなる事があるかもしれないけど

近道は決してない。

と、私は思う。

必要だったんだ。

例えば私が両親を失った様に

先生にもこの経験が、この痛みが

夜回り先生になる為に、必要だったのかもしれない。

過去の出来事全てが、私を歌手にしてくれる。

そう思わなきゃやってけない。

この道を選んだのは私。

この道に待ち受ける全ての出来事を受け止めてみせる。

神様に試されてる様な、苦しい日は

女々しく泣いてやる物かと

ワンワン悔し泣きをして

すぐに笑ってみせる。

なんでもこい。なんだってこい。

この本の主人公、亜衣ちゃん。

荒れてた頃の自分と重なる部分があった。

それでも親が、友人が、環境が

私を助けてくれた。

少し道が違えば、彼女は私だったかもしれない。

是非、今の思春期の子達や、その家族に読んで貰いたい本だなと思いました。

さぁ、しつこい夏風邪をぶっ飛ばす為に

もっかい寝ようかな 笑

今日も暑いから、みんなも熱中症には気を付けてね!

きゃふんっ