たくさん泣いて


たくさん笑って


たくさん歌った


仙台への旅!!!


本当に本当にありがとうございました!!!


5/25の夜


夜行バスに揺られて


M's Rump Girlsの2人と


熊崎 玲奈こと、れいにゃんの4人で出発!


夜行バスでの寝方をみんなで模索しつつ


5/26 朝5:30


仙台駅に到着!!!



歌屋 櫻-sakura-


東京との気温差をナメてかかってた私は


めっちゃ薄着だったので


仙台駅に着いた途端、歯ガチガチ震わせてました 笑


上着を貸してくれたれいにゃん、ありがとう!


そんなこんなで仙台駅マックでのんびり朝マックして


そこから電車に揺られていざ、最初の目的地である


七ヶ浜の仮設住宅、謡児童遊園仮設住宅へ!!!


電車にプリントされた、仙台のゆるキャラ「むすび丸」が超CUTEだったよ 笑



歌屋 櫻-sakura-


駅を降りてエレベーターで乗り合わせたおば様達に


「こげなキレイな恰好してどこさ行くのー?」


と声をかけられたり


駅から乗ったタクシーの運転手さんがめちゃくちゃ親切で


みんな終始笑顔☆


町や人の暖かさをひしひしと感じました!


仮設住宅へ着いて、ご挨拶を済ませた後で


集会所の歌う場所をセッティングする私達(*´・ω・)よいしょ



歌屋 櫻-sakura-


マイクで歌うと音が大きくてビックリしちゃうかも…


との事でアンプでオケを流しながら


全員マイク無しの生声で歌う事に!


住宅の方に集まって頂いたところで、まずはトップバッターのれいにゃん!


れいにゃんの歌は


とっても丁寧で、キレイで、それでいて暖かい。


実は私、前の日に嫌な事があって凹み気味だったし


身体も疲れてたり、緊張してたんだけど


れいにゃんの歌声を聴いたら、全部消えてった。


何か、嫌な気持ちが吹き飛んだとかじゃなくて


れいにゃんの歌と声に色んな想いが溶けていって


暖かさだけが心に残る様な…


そんな不思議な気持ちにさせて貰いました☆


集会所に集まって下さったみんなも


れいにゃんのMCに答えながら


和気あいあいとお喋りして歌が進んでいく感じは


東京でのライブではなかなか見られない光景だなーと


こうして七ヶ浜に来た事を改めて実感しました。


そんなれいにゃんが唄い終わって、今度は私の出番。


「初めまして、櫻-sakura-と言います」


と挨拶をして顔を上げると


笑顔で拍手をして下さる皆さんと目が合って


「あ、やばい、泣きそう」


と、早くも感無量 笑



歌屋 櫻-sakura-


東京でのライブとは違うこの空気の中


ゆっくり自分の話もしながら


最初に「伝えたいこと」を歌ったら


ふと、お母さんの話を思い出した。


お母さんが亡くなる前に行った、福島でのボランティアで


「どんな状況だったの?」って聞く私に


当時の悲惨な光景を1つ1つ教えてくれて、電話の向こうで涙ぐんでいた。


それを想い出しながら1人1人を見渡していると、想いが込み上げて胸が苦しくなる。


「笑顔溢れる日も、子供みたいに泣いた夜も、その全てに意味があることに、やっと気付いたの」


と言う歌詞に差しかかって、言葉の重みに声が詰まる。


何とか最後まで歌い切って


「ごめんなさい、感極まってしまって…」


と言う私に、拍手をしながら「素敵な歌詞だね」と笑顔をくれる皆さん。


同じ経験をした訳じゃないし、気持ちが分かるなんて言えないけど


でも私は、本当に辛い事を経験した後で笑える事が、どれだけ凄い事かを知ってる。


どれだけ涙を流して、どれ程の悲しさを乗り越えてきたかを知ってる。


皆さんの経験した事を私は見ていないし、想像する事しか出来ないけど


前を向く事の大切さを、改めて皆さんに教わりました。


そして次の曲「ライオン」


亡くなったお父さんの記憶に励まされたり、苦しめられたりする


そんな葛藤を綴った、この曲。


前向きなこの曲を、何よりれいにゃんが気に入ってくれて 笑


夕焼けを見る度に「真っ赤な太陽~」と歌うれいにゃんや


イントロでの「おおっ、おっおー」を歌ってくれるM'sの2人


「孤独に勝てない自分の弱さを、全部誰かのせいにしてたけど」


「今はこうして闘っている、仲間がいるから、ほら」


って歌詞を、こんなにも噛み締めながら歌ったのは、ライオンが出来て初めてかもしれない。


仲間がいるからここに立てた。


仲間がいるからここまでこれた。


みんなが闘っているから、私もまた立ち上がる事が出来た。


本当にみんなありがとう☆


そして最後の曲、「櫻の花」


お母さんの話を少しずつ言葉にする。


お母さんのくれた「ごめんね、ありがとう」の最期の言葉に


私は「私こそ、ありがとうだよ」と答えるのがやっとだったけど


本当はもっとたくさんの事が伝えたかった。


「迷惑かけてごめんね」


「愛してくれてありがとう」


「誰よりも愛してる」


「まだ生きていて」


そんな数分の電話では伝えきれないたくさんの想いを


もっともっと話したかった。


そんな事を、ぽつりぽつり話すと自然と涙が溢れる。


みんなも泣いてる。


「みんなの心に寄り添って、同じ様に泣いて、同じ様に笑える歌い手になりたいです」


と伝えながら、少し気持ちを落ち着かせる。


歌が始まると、不思議と涙は止まって、身体の中から言葉が流れてくる。


涙の様にゆっくり、静かに、私の想いの全てが詰まった歌詞が言葉に変わる。


マイクなんて無い


ステージも無い


あるのは私と、歌と、そこにいる人の心だけ。


「あぁ、伝えるって、繋がるって事なんだな」


と、気付かせて貰いました。


本当にありがとうございます。


暖かいみんなのおかげで、歌い終わった後はこの笑顔!



歌屋 櫻-sakura-


何この顔 笑


そんな空気の中、最後は元気娘!


M's Rump Girls!!!


歌う前にMinaが「私達、Rapもあるのでビックリしちゃうかもしれないんですけど」と伝えると


「あはは!大丈夫大丈夫!地震を経験したんだから、大抵の事じゃもう驚かんよ」


と笑顔で答えて下さった皆さん。


その力強さにM'sも背中を押され


笑顔いっぱいの楽しい歌を聴かせてくれました!



歌屋 櫻-sakura-


振付のある「犬」って曲では


みんなで手を振って、手拍子してくれて


M's Rump Girlsの持つ、パワーや笑顔がたくさんキラキラしてた☆


私はこの2人とスリーマンライブでも共演したり


その後もたくさんの時間を過ごしているけど


2人の素晴らしい部分はやっぱりこういう所だと思う。


「今まで、渋谷のステージにデーンと構えて、お客さんが来てくれるのを待っていた」


「なんて偉そうだったんだろう」


「お客様を待つんじゃなくて、自分達が届けに行こう!と思って、こうして会いにきました」


と話す2人の言葉を聞いて


大切なのは何かを改めて教えて貰った。


私はメジャーデビューを、たくさんの人に出会う為のツールの1つだと思ってる。


もちろんそれ以外にも色々あるけど、でも1番はやっぱりメディアという幅広い力を使って


誰かに出会いたいし、誰かと繋がっていきたい。


その為に今も必死で頑張っているけど


でも、それだけじゃなくて


こうして自分が動く事が何よりも大切な基礎であり、基盤でなくちゃいけないと


M'sの2人に教えて貰いました。


本当にありがとう!!!


そんな大切な仲間と、集まってくれた方との記念撮影☆



歌屋 櫻-sakura-


M'sの「犬」のポーズです 笑


そして



歌屋 櫻-sakura-



歌屋 櫻-sakura-


こちらのペンケースを記念に、と渡して下さった斉藤さんと2ショット☆



歌屋 櫻-sakura-


何とペンケースは斉藤さんの手作り!!!


更に斉藤さんが作って下さった絵馬に、1人1人メッセージを書いて集会所へ飾ってきました☆



歌屋 櫻-sakura-


じゃじゃーん!


ちゃんと紫のペンで書いたよ 笑


これはみんなの分!



歌屋 櫻-sakura-


逆に皆さんからのメッセージとお名前を絵馬に書いて頂いて


そちらは大切に持って帰ってきました!


本当に一生の宝物です☆


その後、皆さんとお茶して色んなお話をする中で


「お父さんとお母さんいなくても、頑張らんとよ」


「応援しとるでね」


と何度も声をかけて頂きました。


私の方が逆に励まされる形で申し訳ないなと思いながらも


「来て良かった」と心から感じた時間でした!


本当にありがとうございます!!!


帰りに皆さんと握手をして、次は第一スポーツ広場仮設住宅へ出発!


斉藤さんがご親切に車で送って下さって


途中、海岸を走りながら「ここまで水がきたんだよ」と教えて下さいました。


震災から2年


2年の時が、どれだけの人の心を前に進めたんだろう。


斉藤さんは本当に優しくて


「ボランティアに来た人に何かお返ししたくてね」


と、ペン立てを作ったり、こうして車で送って下さったり…


支え合うという事を、行動をもって教えて頂きました。


帰り際もカッコ良くて、私達はすっかり斉藤さんのファンです 笑


さてさて


そんなこんなで車で送って頂いた先は


第一スポーツ広場仮設住宅!


こちらでも歌わせて頂いたんですが


その話は次のブログで☆


まだまだ続くので


みんなも一緒に行った気持ちで是非読んで下さいね!


きゃふんっ



歌屋 櫻-sakura-


続く