歌い手kemiの日記『2020.9.14 ほんの少し』 | 歌い手kemiの奏(singer/songwriter)

歌い手kemiの奏(singer/songwriter)

毎日のことをつらつらと。
今日も唄います。


皆さん、こんばんは。

kemiです。


少しずつ

ほんの少しずつ

秋の気配がしてきた気がしますね。


とはいえ

まだまだ暑いですが、、、(−_−;)


ここ数日は

夏の蝉と秋のトンボが

入り混じっている

不思議な光景の中を

過ごしています。


✳︎


そういえば
2週間ほど前
お昼ご飯を食べていたら
窓のところにいつのまにか
蝉が紛れ込んでしまったようで

必死に窓の外へ出ようと
もがき鳴いていたのですが

すぐ右に動けば出れるのに
それが分からずに
なかなか出れずにいるようでした。。

逃してあげたいとは思いつつ
そんな人間の想いは
蝉には通じる訳がないので
近寄ると警戒して余計に鳴いてしまうし

ただ複雑な気持ちで
見つめるのみでした。

その結果
その蝉は一度ひっくり返ってしまって
しばらくしてまた
起き上がれたようなので
少し安心しましたが

目の前に空が広がっているのに
ほんの少しの差で
外へ出られずにもがいている姿は
自分にもよく似ているなぁと

そんな気持ちがしました。
すると先日、
大愚和尚様の説法を
YouTubeで拝見していた時にも

私が見た蝉と同じような状態の
ハエの話をされておりましたので

それが今
とても印象に残っています。

和尚様が
お寺に迷い込んだハエを
手を使って誘導し
逃してあげようとするのだけど

ハエはその手をすり抜けて
また奥へと入り込んでしまう。

少し方向を変えれば
窓は全開に開いているのだから
外の世界へ飛び出せるのに

何故かしまっている扉に向かって
何度もぶつかっていくハエの姿。

そして中には
同じような状況に陥り、
力尽きてその場で
命を落としてしまった
ハエの死骸もいくつかあり

このハエの姿と
人間は同じなのだろうと

そう思われたそうです。

...とはいえ

お寺に迷い込んでも
逃げられないハエばかりでなく

ちゃんと外に逃げられるハエも
いるというのも事実。

その違いは
ほんのちょっとの差
なのかもしれませんが

天と地のように
異なる結末を迎えるのは
なんとも悲しいことです。。。
今、私は
出口ではない扉に向かって
頭をぶつけてはいないだろうか?

体力を温存させる方法を知らずに
無駄に動き飛びまわり
へとへとになって
自ら力尽きようとしては
いないだろうか?

ほんの少し
ほんの少し

見る方向を変えるだけで
時に心身を休めるだけで

出口が見つかるかもしれないのに

きっと今の私は
出口がないと思い込んで
焦って飛び回っている
ハエと同じなのだと思います。。

周りをよく見れば
窓はちゃんと開いているのに

それなのに
その方向へ進めないのは

自分の殻に閉じこもって
自分で悩みを作り 苦しみを作り

何よりそれら全ては
自分で作り出しているものなのだと
気付けないまま
日々を過ごしてしまっているのが
私の最大の不幸だと思います。

、、、今はまだ
どのように向きを変えたらいいのか
どのように目線をずらせばいいのか

理解することができていませんが

いつか
近い未来

私も
外へ出られるハエたちのように

広大な空へ向かって
正しく自由に
そして幸福で穏やかに
進んでいくことができるように

自分自身を変えていけたら
いいなと思います。

"ほんの少し
ほんの少し変わるだけで

自分の生きる世界は
大きく変わる。"

そのことを忘れずに
可能性を信じて
過ごしていきたいと誓う
今日この頃でした。

✳︎


それでは今日は

ここまでにします。


最後まで読んでくださり

本当にありがとうございました。


★2020.7.29より

kemi 4th single「一匹狼」

 world配信スタートしています。


 

 [収録曲] 

01.一匹狼

02. 夏の糸

03. 被害妄想


all wordsmusic : kemi

all arrangement : 高見博


[配信ダウンロード&ストリーミング]

https://song.link/kemi


[special thanks]

 jacket designYoshino Mitsu

 recording studio:神宮前レコーディングスタジオ

(engineerRyoei Fujiwara)


現代を生きる

たくさんの方々に

聴いていただけけたら嬉しいです。


ではでは

おやすみなさい。


新しい日々を。


kemi



 



ーーーーーーーabout kemiーーーーーーー

透き通る歌声で
独特な世界観を創り出す
アーティスト「kemi」。
 "哀しいときには、哀しい歌を。" 
自らのコンプレックスを糧に、
2016年8月より
音楽活動をスタートする。 
 kemiが紡ぎだす純粋無垢な言葉たちは、
嘘偽りのない彼女のココロの叫びだ。

official web site : 

レーベル al+mo  :