今日(正確には昨日)、芸能人歌がうまい王決定戦みたいな番組をやっていました。歌を本職にしていない人たちばかりでしたがその割にはみなさんお上手なんですね~。で、思ったことはやっぱりミックスボイスは素晴らしいな~ということです。
昨日出演されていた方でミックスボイスで歌っていた方はあまりいなかったように思います(全部見ていなかったので観ていた範囲で)。まーもちろん100%チェストの人はあまりいなくて高音で張って出していても少しはファルセットの要素が混じっているとは思うのですが全般的にチェストの要素が多かったイメージです(昔の自分はこういう歌い方を信じて歌っていましたが)。でも自分の経験上、この歌い方だと限界があるんですよね。キーを下げて歌っている人もいましたがおそらくキーをあげていったらブレークポイント(声の喚声点)がくっきり出てしまうと思われます。
ミックスボイスが全然できなくて声がへろへろだった数年前までは、歌を本業にしていない芸能人の人が上手に歌っているのを観ると『自分は本当にうまく歌えるようになるのかな~』と不安になったものです。そんな時自分の師匠は『今は彼らよりうまく歌えていないかもしれないけどあなたは普通の人よりも難しいことにチャレンジしているんだから自分のやっていることを信じなさい。』的なことをおっしゃってくださいました。そして今は昔の歌い方を全部崩してゼロに下うえで今の歌い方に変えてよかったな~と思います。でもこのゼロにする作業はとても勇気がいります。歌が歌えなくなるんです。友達とすらカラオケにも行けない時期もありました。でも勇気がいると書きましたが実際僕は何のためらいもありませんでした(笑)だって歌がうまくなるなら何でもやろうと思っていましたから。よりよいものを造るにはいったん壊すことも必要なこともあるんです。
『破壊なくして創造なし!』なんて言葉もありますし。
長々自論を書きましたが一応断っておくと歌や発声は自由です。歌うまい王決定戦に出ていた方みなさん素晴らしかったです。どんな歌い方だっていいんです。僕は生徒さんに教えるときも自分の考えを押し付けようとも思いません。喉を絞めて歌っても本人が気持ちよく歌えればそれでいいんです(わざと喉をつぶす人もいるらしいですし)。多分価値観の問題だと思います。だから自分の信じた発声をとことん信じていきましょう。そして行き詰って『ちょっと違うかな…』って思ったらそこから変えても遅くないと思います。なので歌い方に悩んでいるそこのあなた!まずは自分の信じる発声法をみつけましょう
ただしくれぐれも声帯を傷めるような発声法はやめときましょう
声帯はお大事に