ここのところ小さなコンサートの機会に恵まれ、歌う喜びを味わっている。



40~60人ほどの人前で歌うのは、緊張するけれども、お客様の顔を見て語りかけることができるので、より想いを込めて歌っているような気がする。
気のせいかもしれないけど、温かい拍手が瞬時に返ってくるのを実感できる。

ホールだと拍手も響くので、それも気持ちがいいものなのだが。


ウィーンから帰ってからずーっと考えていたこと…自分の歌が歌いたい!
自分の歌を歌わなくちゃいけない!

それを実行するために、自分の好きなアーティストのしか聴かないとか、好きな食べ物に固執してみるとか、はたからみると超我が儘なおばさんになってみた。


そしたら、ほんとうに本番で自分らしく歌えた。

助長して音楽がいい加減にならないように、諌めながらね。


小さなコンサートは、私にとっては宝物と同じ。小さな宝石のカケラを集めて首飾りが出来ないかと夢見ている。

ウイーンへ行ってきました!


行ってきましたというより、帰ってました・・というほうが心地よいですが・・・



日本での自分がいやでいやでたまらなくなって



やっと自分の居場所へ行ってこれました




束の間かもしれませんが


ひとりよがりかもしれませんが



確かに自分に戻れる瞬間を感じたのです




何が自分かもわからないけれど


自分の心が楽になっていく


そんな瞬間があるのです




日本の中にも自分に合った場所ってあるかもしれないけれど


私にとっては、周りに気をつかわなくてもいいところがウイーン


もちろん、ウイーンの仲間や知り合いの人たちにも気を使うこともあるけれども


基本、向こうは自分を大切にしているので、よけいな気の使い方はしなくてもいい


すくなくとも、向こうで知り合った方たちは、私を楽にしてくださる



ほんとに恵まれていると思う




今回の滞在では、観光半分、歌半分


観光といっても、いつものところに行くだけ


並べてみると



ベルべデーレ宮殿の庭園を歩く


カールス教会のフレスコ画を見る


ペーター教会のミサで宗教曲を聴く


ウイーン少年合唱団の歌が聴けるミサに参加する


プラターへ行って遊ぶ


グリンツィンのホイリゲで食事


シェ―ンブルン宮殿のとなりにある動物園に行く


などなど、私が元気になれる場所だ


今回とくに、グリンツィンにある教会の中で歌を歌ったのがよかった




歌の稽古は、7月に名古屋で歌う時の伴奏者との合わせが目的だったが、


ウイーン滞在中の二人の歌手に習うことができたのはラッキーだった


特にウイーン少年合唱団のヴォイストレーナーに手ほどきを受けたのは、すごかった


私の先生のお弟子さんなのだが、教え方がより直接的でダイナミック


さすが現場で取り組んでるだけあって迫力があった


このエネルギーは、かけがえのないものだった



この充電を大切に、自分を見失うことなく歌に専念したい

今回は、歌うこととは、直接関係ない事を書きます



今日は、昔の友達3人で(かなり久しぶり)マリー・ローランサン展を観てきた


東京のマリー・ローランサン美術館から送られてきた絵が29枚あった



むかし、ポスターかなんかで見た彼女の絵は、それほど感動しなかった覚えがある


もともと、私の好きな絵は、アングルやレンブラントなど、古典的なもの



でもでもウイーンで見たクリムトの接吻は、ほんとに感動した


だから、ローランサンの実物も見てみたいと



ほんとに素晴らしかった!!


優しかった!!



なにこれ?


目の描き方は、超簡単


洋服も背景も中途半端


なのになのに優しさにあふれている


心の奥底に、マリア様が見える感じ



彼女の生きていた当時では、その絵は受け入れがたかったらしい


目が大きくて漫画みたいだから?


でも、違う


今では、れっきとした洋画の画風になっている



その絵に愛があって、情熱があって、優しさがあったら、それで十分なのだろう


それと強烈な個性と特別な何かが・・・



その絵の前で釘づけになる


それが芸術なのか・・