守屋被告に懲役3年6月・追徴金約1250万円を求刑
(2008年9月5日12時55分 読売新聞)
防衛装備品の調達を巡る汚職事件で、収賄罪と議院証言法違反罪に問われた守屋武昌・前防衛次官(63)と、贈賄罪や業務上横領罪などに問われた防衛専門商社「山田洋行」元専務・宮崎元伸被告(70)ら4人の公判が5日、東京地裁(植村稔裁判長)であった。
検察側は、「他の職員の範となるべき地位にありながら、防衛行政に対する国民の信頼を著しく失墜させた犯行で、責任は極めて重い」と述べ、守屋被告に懲役3年6月、追徴金約1250万円を求刑した。また、宮崎被告に懲役3年、残る2人についても懲役2~1年を求刑した。
検察側は論告で、守屋被告が、外国メーカーの幹部との面談を宮崎被告から要請されると進んで応じるなど、日常的に便宜を図っていたと主張。特に次期護衛艦(19DD)搭載エンジンの選定などでは、「宮崎被告から入手した資料を部下に直接示し、原案と異なる案を命じるなど露骨な介入を行った」と述べた。
その見返りとして守屋被告が、1994年から約13年間にわたり、宮崎被告から年間30回前後ゴルフ接待を受けていたことや、起訴事実以外にも事務次官就任祝いなどの名目で計60万円を受け取っていたことなどを指摘。逮捕前、わいろを借金のように装うため、妻に宮崎被告への礼状を作成させていたことなどについて、「中央官庁の事務方トップにあったとは思えない姑息(こそく)な罪証隠滅工作だ」と非難した。また、国会でウソの証言をした点についても、「宮崎被告と口裏合わせし想定問答集を作成するなど準備し、国会の権威を損なわせた」と指摘した。
検察側は宮崎被告についても、「守屋被告と癒着としかいいようのない関係を構築し、長期間にわたり贈賄行為を繰り返した重大な犯行だ」と述べた。
論告に先立ち守屋被告は被告人質問で、退職金約6572万円の全額を今年7月、国に返納したことを明らかにし、「国民に申し訳ない」と改めて謝罪した。
公判は、10月14日に弁護側の最終弁論が行われて結審し、判決は11月5日に言い渡される。
↑
退職金を国庫に返納するのは当たり前の事。
国民に謝罪も当たり前の事。
どうせ、執行猶予を確保したいだけの話。だまされたらいかんね。
裁判官は、いつもの”社会的制裁を受けている”なんていう、分けの分からん温情を見せて、執行猶予をつけちゃいかんよ。
最高裁だけじゃなく、全ての裁判官にも、国民審査を課して欲しいよね。
アメリカの議員アルマナックには、法案への賛否状況のリストがきちんと載っているんだどね。
法務省かなんかのHPにアクセスしたら、全ての裁判官が、どんな事件にどんな判決を下したか、一発で判るような資料を国民に開示して欲しいものだな。
(2008年9月5日12時55分 読売新聞)
防衛装備品の調達を巡る汚職事件で、収賄罪と議院証言法違反罪に問われた守屋武昌・前防衛次官(63)と、贈賄罪や業務上横領罪などに問われた防衛専門商社「山田洋行」元専務・宮崎元伸被告(70)ら4人の公判が5日、東京地裁(植村稔裁判長)であった。
検察側は、「他の職員の範となるべき地位にありながら、防衛行政に対する国民の信頼を著しく失墜させた犯行で、責任は極めて重い」と述べ、守屋被告に懲役3年6月、追徴金約1250万円を求刑した。また、宮崎被告に懲役3年、残る2人についても懲役2~1年を求刑した。
検察側は論告で、守屋被告が、外国メーカーの幹部との面談を宮崎被告から要請されると進んで応じるなど、日常的に便宜を図っていたと主張。特に次期護衛艦(19DD)搭載エンジンの選定などでは、「宮崎被告から入手した資料を部下に直接示し、原案と異なる案を命じるなど露骨な介入を行った」と述べた。
その見返りとして守屋被告が、1994年から約13年間にわたり、宮崎被告から年間30回前後ゴルフ接待を受けていたことや、起訴事実以外にも事務次官就任祝いなどの名目で計60万円を受け取っていたことなどを指摘。逮捕前、わいろを借金のように装うため、妻に宮崎被告への礼状を作成させていたことなどについて、「中央官庁の事務方トップにあったとは思えない姑息(こそく)な罪証隠滅工作だ」と非難した。また、国会でウソの証言をした点についても、「宮崎被告と口裏合わせし想定問答集を作成するなど準備し、国会の権威を損なわせた」と指摘した。
検察側は宮崎被告についても、「守屋被告と癒着としかいいようのない関係を構築し、長期間にわたり贈賄行為を繰り返した重大な犯行だ」と述べた。
論告に先立ち守屋被告は被告人質問で、退職金約6572万円の全額を今年7月、国に返納したことを明らかにし、「国民に申し訳ない」と改めて謝罪した。
公判は、10月14日に弁護側の最終弁論が行われて結審し、判決は11月5日に言い渡される。
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退職金を国庫に返納するのは当たり前の事。
国民に謝罪も当たり前の事。
どうせ、執行猶予を確保したいだけの話。だまされたらいかんね。
裁判官は、いつもの”社会的制裁を受けている”なんていう、分けの分からん温情を見せて、執行猶予をつけちゃいかんよ。
最高裁だけじゃなく、全ての裁判官にも、国民審査を課して欲しいよね。
アメリカの議員アルマナックには、法案への賛否状況のリストがきちんと載っているんだどね。
法務省かなんかのHPにアクセスしたら、全ての裁判官が、どんな事件にどんな判決を下したか、一発で判るような資料を国民に開示して欲しいものだな。