和田秀樹著「新・学問のすすめ」(中経出版)を読んだ。

これは、小学校高学年くらいから副読本として、読ませた方がいいね。
そして、父兄は必読だね。
なんか、学校は図書購入の余裕がないようだが、この本は、学校の図書館に複数部数揃えておいた方がいいと思うよ。

♪♪サイン・コサインなんになる・・・♪♪って歌が、遠い昔、深夜放送を聞きながら受験勉強をした世代には懐かしいけど、その時代に、この本はなかったからなぁ。

この本は勉強の必要性を、分かりやすく説いてあるよね。
日本の学生・生徒の学力低下が言われてきているけど、このまま、この傾向が続くと、和田氏の書いているような日本になってしまう惧れがあるなぁ。

それから、別の意味で、この本の興味深い部分を抜粋したい。
88P
「私の知るかぎりは、頭さえよければ、左翼などには普通はならない。・・・
面白い逸話があるから紹介しよう。欧州某国のある偉い人が、「十代で共産主義者や社会主義者にならない人間は「情なし」である。ところが、三十代や四十代でまだ共産主義者や社会主義者の人間は「能なし」である」
まさにその通りだよね。まあ、九九が言える程度の学力がある人間なら、引用した部分は、素直に受け止めることが出来る。