イージス艦事故 航海長聴取、問題か 防衛省対応は自然
2008.2.28 09:52 産経

海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、防衛省が、海上保安庁の捜査前にあたごの当直士官だった航海長をヘリコプターで省内に呼び、事故に関する聴取を行っていたことを一部のメディアや政治家が問題視している。だが、組織、とりわけ軍事組織が、早い段階で状況把握することは鉄則である。今後、事故後の対応をめぐり、一方では「情報公開の遅れ」を批判されている防衛省・自衛隊が、いかなる初動態勢を整備すべきなのか、二律背反の“宿題”を突きつけられた格好だ。(野口裕之)

長文の解説記事なので全文引用はしないけど、さすが産経、グッポイントを指摘する。この記事は、素晴らしい記事だと思う(というより、野口さんには悪いけど、この当たり前の記事が素晴らしく感じる、今の日本がおかしいだけかもしれないけど)。

今回の事故は、あたご側に大きな失策があったことは確実だが、マスコミの報道姿勢は、本当に日本は変な国という印象を改めて再認識したよね。

ニュース番組に呼ばれている所謂(so-called←英語のニュアンス通り)識者とやらが、訳知り顔で”そこのけそこのけ、イージス艦が通る、みたいで嫌ですね”なんてコメントを聞くたびに、日本は正しい国じゃないと思うよ。

確かに、航行船舶の数が多くなる地点で自動操舵を続けていたのは、あたごの怠慢なのだが、もし手動操舵であったとして、図体のでかい軍艦が、規則を墨守して、漁船を回避するために、そのたびに舵を切らなければならないのだろうか?
やっぱり、小回りの利く船が、気を利かせて?道を譲るという信頼関係を醸成しておくべきだったのじゃないかな。

日本には、徹底的に自衛隊=悪のネガティブ・キャンペーンを張って来たマスコミがあるから、そういう信頼関係も生まれなかったんだろう。

やっぱり、産経新聞には頑張って欲しいね。