朝青龍の2場所休場、「終身刑のよう」=相撲協会を批判-松浪文科副大臣
2007年8月29日(水)17:34

 日本相撲協会を所管する文部科学省の松浪健四郎副大臣は29日の就任会見で、大相撲の横綱朝青龍をめぐる騒動について、「2場所も休場させるのはほとんど終身刑のような重い罰。その折その折、協会が注意しておけばよかったのではないか」と述べ、同協会の対応を批判した。

 また、朝青龍の師匠の高砂親方を「あのキャラクターだったから小兵のモンゴル人を横綱にすることができたと言える」と評価。同協会に対し「伝統や歴史、文化を言う資格はない。相撲は葬送儀礼などとして始まったが、元横綱の琴桜がお亡くなりになられた時はそういう行事もしなかった」と批判を重ねた。 

[時事通信社]

昨日、北野武が、朝青龍問題について一言”日本人力士が弱いからだろ”と言っていたが、まさにその通りだね。日本人が強けりゃ、こんなことは起こらなかったかもしれない。朝青龍は強いから横綱になってはいただろうけど、年間全場所優勝とかは出来なかったんじゃないのか。

もう1週間まえくらいかな、夕方のニュースで、あるコメンテーターが、国技、国技というなら、外国人力士をいれなきゃよかったんじゃないか、と言っていたけど、これもその通りだな。

それから、松浪文科副大臣の、”その折その折、協会が注意しておけばよかったのではないか”というコメントも賛成だな。
まさに、その折その折、きちんとした指導をしていれば、朝青龍も、あそこまで増長しなかっただろうし。

今回、まあ、朝青龍が自分でまいた種という面は否定できないが、あの事件が、横綱生命を奪うと言っていい処罰に値するのか、よく考えるとちょっと疑問だな。白鵬が横綱になって、朝青龍一人に頼らなくてもいい状態になったとたん、厄介払いのタネに飛びついたような気もしないでもないね。

仮に、このまま朝青龍が廃業か引退となれば、朝潮の親方・師匠としての責任も廃業・引退に値するものであることは間違いないね。とにかく、事の根本は、朝青龍をコントロール・指導・監督出来なかった朝潮に最大の責任があるのは事実。朝青龍が引退に追い込まれるのなら、朝潮も当然、相撲界から消えないと責任を取るという意味での整合性は取れないと思うね。北の湖理事長も、責任が全く無いとはいえないし、偉そうなことしか言わない、有名無実の横綱審議委員会なんていうのも廃止でいいだろうね。

とにかく、一番悪いのは、悪いという言葉が適切でないなら、最大の責任を負わなきゃいけないのは、朝潮だと思うけどね。昨日の成田空港だって、これから自分が全責任を負う、といいながら、朝青龍の傍にいることも出来ず、一人とぼとぼ搭乗口に向うようじゃねぇ。