7月14日付 編集手帳
江戸期の豪商、島井宗室(そうしつ)が後継ぎに宛(あ)てた遺言状が残っている。日本歴史学会編「島井宗室」(吉川弘文館)に収められた全文を読んでいると、ため息が出る◆賭け事はするな。縄の切れ端も捨てるな。飯を炊くとき、薪(まき)を使いすぎるな…と、このあたりはいいとして、「(使用人は)下人・下女にいたるまで皆々、盗人と心得べき候(そうろう)」までくると鬼気迫るものがある◆末尾では、以上の項目を固く守ることを約束する誓紙をこしらえ、棺桶(かんおけ)に入れよ、と命じている。おしなべて富める人ほど、お金に執着するものだとは聞いていたが、その執念にはただ恐れ入る◆棺(ひつぎ)に納まった後も遺産の目減りを心配する人がいれば、いかなる目的でか、「遺産」なるものを撒(ま)いて歩く人もいる。全国の県庁や市役所などのトイレから手紙を添えた1万円札の包みが相次いで見つかった◆手紙には、「報謝 一人一封」「遺産金一万円を修業の糧としてお役立て下さい」などと書かれていた。本紙の集計によれば総額は19都道府県で454万円にのぼる◆あの世にも新聞があるならば、宗室さんはいまごろ、記事を読みつつ卒倒していよう。どんな人なのだろう。善意にもとづく奇特な振る舞いか。お金の使い道がない人の人騒がせな遊びか。いずれにしても、心のさびしい人である気がしてならない。
(2007年7月14日1時37分 読売新聞)
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この1万円バラマキ人間、自意識過剰の自己満足なだけだろう?
人間としての水準は極めて低い輩がやりそうなことだよ。
こういう出来事をマスコミが報じちゃいかんよ、このバカ人間の思う壺だろ。
こんなのは無視に限る。日本のマスコミが如何に低レベルかの証左だよな。
もっとも、トイレで見つけた1万円は届け出なさい、ということには役立つのか?
江戸期の豪商、島井宗室(そうしつ)が後継ぎに宛(あ)てた遺言状が残っている。日本歴史学会編「島井宗室」(吉川弘文館)に収められた全文を読んでいると、ため息が出る◆賭け事はするな。縄の切れ端も捨てるな。飯を炊くとき、薪(まき)を使いすぎるな…と、このあたりはいいとして、「(使用人は)下人・下女にいたるまで皆々、盗人と心得べき候(そうろう)」までくると鬼気迫るものがある◆末尾では、以上の項目を固く守ることを約束する誓紙をこしらえ、棺桶(かんおけ)に入れよ、と命じている。おしなべて富める人ほど、お金に執着するものだとは聞いていたが、その執念にはただ恐れ入る◆棺(ひつぎ)に納まった後も遺産の目減りを心配する人がいれば、いかなる目的でか、「遺産」なるものを撒(ま)いて歩く人もいる。全国の県庁や市役所などのトイレから手紙を添えた1万円札の包みが相次いで見つかった◆手紙には、「報謝 一人一封」「遺産金一万円を修業の糧としてお役立て下さい」などと書かれていた。本紙の集計によれば総額は19都道府県で454万円にのぼる◆あの世にも新聞があるならば、宗室さんはいまごろ、記事を読みつつ卒倒していよう。どんな人なのだろう。善意にもとづく奇特な振る舞いか。お金の使い道がない人の人騒がせな遊びか。いずれにしても、心のさびしい人である気がしてならない。
(2007年7月14日1時37分 読売新聞)
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この1万円バラマキ人間、自意識過剰の自己満足なだけだろう?
人間としての水準は極めて低い輩がやりそうなことだよ。
こういう出来事をマスコミが報じちゃいかんよ、このバカ人間の思う壺だろ。
こんなのは無視に限る。日本のマスコミが如何に低レベルかの証左だよな。
もっとも、トイレで見つけた1万円は届け出なさい、ということには役立つのか?