岩波新書の赤本なんか、金出して絶対買わないけどね(学生時代は、別だけどさ、正直言って)。まあ、図書館で借りればタダだし、書名に引かれて読んでみたけど。
まず、香山リカさん、スッキリでよく見るけど(今朝も出てた)、1960年生まれだったんだねぇ。結構、若く見えるな、40そこそこかと思っていた。
TVでは、あんまり彼女の意見を聞く機会もなかったし、たまに聞く分には、反論するようなことはあんまりなかったけど、本を読んで、やれやれ、という感じだった。
ただ、賛成する部分もあったね。
第4章の病気も障害も「負け組」と「インフォームド・コンセントは患者を救う」
第5章全般
以上については、賛成だな。
特に、「インフォームド・コンセントは患者を救う」は、著者が医者という特性を生かしたいい意見だと思った。
ただ、あとはダメだね。ほとんど、田嶋陽子レベルだな。
数え上げればきりがないけど、第3章:”男女平等が国を滅ぼす”の「ゆとり教育は失敗だった」のところの、90頁終盤に、香山さんは、こう書いてますけどね、”しかし、「あのおふくろの味がたまには食べたいな」という願望と、「少年犯罪を防ぐためにも女性は家庭で料理を」という強制とは本来、別次元の問題のはずのものが同列に語られているのである。-以下略”。
一昔、いや二昔まえ?”私作る人(女性)、僕食べる人”というCFが問題になったことがあったけどねぇ、このレベルの議論の蒸し返しか。
この点には、異常に”反応”する女性がいるよね。
人が、若くして死ぬ場合、だいたい”おかぁさーん”と叫んで、死ぬんでしょ。
世界の女性が全て、女が家で料理を作れと強制されるのはイヤだ、と言い出す社会は、ちょっと不気味と思うけどさ。
政府が、そんなことを言いましたっけ?子供がいる女性は、職場を辞めて、専業主婦になりなさい、そして、毎日、子供にご飯を作ってあげなさい、なんて言ってないと思うけどね。
香山さんが、強制という言葉を使うこと自体、彼女自身、異常に反応している証左じゃないのかな。香山さんの意見が、日本女性の多数意見の代表と実証されているのか、僕は分かりませんけどね。
話は、それるけど、前に働いていた職場では、総務畑をやってたんだけど、いわゆる”育児休業”制度の充実を進めていたときに、反対の声を上げたのは、意外にも女性だったよ。しかも、年代もばらばらで、数件苦情を受けた。
まずは、”私の時には、そんな制度はなかったのに!不公平”というグチ。
それから、”誰々さんは、1年おきに出産して休んでばかり”という若い女性とか。
正直な実感は、”女の敵は女だな”と思ったよ。
総合職と一般職との確執もすごかったらしい(かなり前、日経新聞が、この総合職VS一般職の連載記事をやっていた記憶があるなぁ)。
安全保障・外交・靖国については、田嶋陽子と100%同じだな。
平和を求めて軍備はしない、イラク戦争含めて米国追随は止めて欲しい、というのは良く聞く(読む)意見だけど、もし、日本政府が、そういう政策を取ったら、日本の経済に与える影響(資源安保とか食料安保とかどうなるの?)は、こういう風に変化して、この水準になる、という具体的な話が全然ないんだよね。
まあ、僕も、イラク戦争には、反対だったけど、その理由は、あの戦争は、ブッシュの言ってみれば”キリスト教原理主義”みたいなもの、と思っているので、反対なんだけどね。
実際、イスラム原理主義という言葉が”悪の象徴”みたいに使われているけど、キリスト教徒は、これまで有史以来、残虐なことはしなかったのか、といつも思ってしまうよ。
まず、香山リカさん、スッキリでよく見るけど(今朝も出てた)、1960年生まれだったんだねぇ。結構、若く見えるな、40そこそこかと思っていた。
TVでは、あんまり彼女の意見を聞く機会もなかったし、たまに聞く分には、反論するようなことはあんまりなかったけど、本を読んで、やれやれ、という感じだった。
ただ、賛成する部分もあったね。
第4章の病気も障害も「負け組」と「インフォームド・コンセントは患者を救う」
第5章全般
以上については、賛成だな。
特に、「インフォームド・コンセントは患者を救う」は、著者が医者という特性を生かしたいい意見だと思った。
ただ、あとはダメだね。ほとんど、田嶋陽子レベルだな。
数え上げればきりがないけど、第3章:”男女平等が国を滅ぼす”の「ゆとり教育は失敗だった」のところの、90頁終盤に、香山さんは、こう書いてますけどね、”しかし、「あのおふくろの味がたまには食べたいな」という願望と、「少年犯罪を防ぐためにも女性は家庭で料理を」という強制とは本来、別次元の問題のはずのものが同列に語られているのである。-以下略”。
一昔、いや二昔まえ?”私作る人(女性)、僕食べる人”というCFが問題になったことがあったけどねぇ、このレベルの議論の蒸し返しか。
この点には、異常に”反応”する女性がいるよね。
人が、若くして死ぬ場合、だいたい”おかぁさーん”と叫んで、死ぬんでしょ。
世界の女性が全て、女が家で料理を作れと強制されるのはイヤだ、と言い出す社会は、ちょっと不気味と思うけどさ。
政府が、そんなことを言いましたっけ?子供がいる女性は、職場を辞めて、専業主婦になりなさい、そして、毎日、子供にご飯を作ってあげなさい、なんて言ってないと思うけどね。
香山さんが、強制という言葉を使うこと自体、彼女自身、異常に反応している証左じゃないのかな。香山さんの意見が、日本女性の多数意見の代表と実証されているのか、僕は分かりませんけどね。
話は、それるけど、前に働いていた職場では、総務畑をやってたんだけど、いわゆる”育児休業”制度の充実を進めていたときに、反対の声を上げたのは、意外にも女性だったよ。しかも、年代もばらばらで、数件苦情を受けた。
まずは、”私の時には、そんな制度はなかったのに!不公平”というグチ。
それから、”誰々さんは、1年おきに出産して休んでばかり”という若い女性とか。
正直な実感は、”女の敵は女だな”と思ったよ。
総合職と一般職との確執もすごかったらしい(かなり前、日経新聞が、この総合職VS一般職の連載記事をやっていた記憶があるなぁ)。
安全保障・外交・靖国については、田嶋陽子と100%同じだな。
平和を求めて軍備はしない、イラク戦争含めて米国追随は止めて欲しい、というのは良く聞く(読む)意見だけど、もし、日本政府が、そういう政策を取ったら、日本の経済に与える影響(資源安保とか食料安保とかどうなるの?)は、こういう風に変化して、この水準になる、という具体的な話が全然ないんだよね。
まあ、僕も、イラク戦争には、反対だったけど、その理由は、あの戦争は、ブッシュの言ってみれば”キリスト教原理主義”みたいなもの、と思っているので、反対なんだけどね。
実際、イスラム原理主義という言葉が”悪の象徴”みたいに使われているけど、キリスト教徒は、これまで有史以来、残虐なことはしなかったのか、といつも思ってしまうよ。