躾は家庭、知識は学校

いじめ自殺予告とやらも出てきて、なんとも憂鬱な社会になってきた気がするね。

学校でのいじめって、どの時代にもあり、ほとんどの国でもあるんだよね。
精神的な強さは個人差があって、負荷２０にも頑張って耐えられる子もいれば、負荷５で、人生の全てが見えなくなってしまう子もいるんだろう。

とは言え、いじめられて自殺したいと悩んでいる子供は、ホントに深刻だと思うので、かわいそうだよね。

僕らの時代も、当然あったよ。報道の外的な面だけで判断すれば、同じような言葉のいじめみたいなんだけどね。でもまあ、確かに、僕らのときは、それぞれが限度を知っていたというか、また、いじめられている子がクラスで孤立しているということもなかったし、先生も、今と比べて一人当たりの生徒数は多かったにも関わらず、目配りは利いてた気がするな。

それに、昔は、学校で嫌なことがあっても、お家に帰れば、お母さんのあったかいご飯が食べられて、両親や兄弟姉妹や爺さん婆さん（もちろん、みんな揃っていた家庭ばかりじゃないが）と家族で話しているうちに、ストレスが軽減されて、明日学校に行くのはいやだなぁ、とは思っても、とにかく行くという元気は最低限湧いてきたんじゃないかな。

昔の事言っても、しょうがないよね。
これだけ、現実にいじめに悩む子がいるみたいだからね。
どうしたらいいんだろうか。
もう、とりあえず”いじめ”は絶対悪として、厳しく罰を与えるしかないのかなぁ。いじめをする子も悪いけど、傍観はもっと卑怯だということを教えるしかないのか？じゃあ、誰が教えるかって、そりゃ親だろうな。

この前、ＴＶでワタミグループの社長が、４つの原則？だったか（記憶不確か）、これが出来ない先生は失格、とか言ってたが、僕は、あれは、ほとんど家庭が本来やるべき躾の範疇だと思ったけどね。
社会生活・団体生活をする上で、最低限の躾は、家庭の責任。
授業中の立ち歩きも、これを止められない先生にも、指導力の問題はあるにしても、責任の大半は家庭で躾をしてなかったことにあるとおもうよ。－一種の、病気で集中力が持続しない子供もいるみたいだけどね。

教育再生とか言っているけど、議論の座標軸をきちんと決めないと、てんでんばらばらになってしまうと思うけどね。
僕は、その座標軸は、”躾は家庭、知識は学校”と思っている。