母、退院することができました。

想定より早く帰宅できたので本当に良かったです。


正直なところ、今回の急変ではもしかしたらダメかもしれないという覚悟をしていたのでホッとしました。


退院時、医師からの説明を受けました。


熱が下がり、呼吸と脱水症状が落ち着いたことと、血液検査のデータに改善が見られたことが、退院に繋がったとのこと。


一方で、今回の高熱の原因になった尿路感染症については最悪の状態を脱したもののまだ正常ではないし、併発した誤嚥性肺炎については高度の誤嚥が認められるとの所見がつき、そのリスクは高いままで、もしかするとまたすぐ病院に戻る可能性や最悪の自体を引き起こす可能性は否めないと釘をさされています。


実は今回、急変時や症状進行時の経管栄養、中心静脈栄養、気管内挿管、人工呼吸器装着は行わない旨の意思表示をしました。


それでも念のためもしこの先気持ちが変わり、胃瘻の手術をしたいとなったら?などは医師と確認。

手術を希望するならもう待ったなし、即手術した方が良い。

但し、その場合は1ヶ月の入院が必要。


医師としては、この先穏やかに生きていくという意味で薦めるものの、こちらの意向を第一にと。


何が正解とも言えない難しすぎる選択肢なので、自分たちが選んだ選択肢を不必要に後悔したり、自分責めたりしないようにしたいと思います。

家族が自分を責めたりしないように、それも本当に大事だと思ってます。


帰宅後、訪問診療の主治医、看護師さん、ケアマネさんと打ち合わせ。


医療の立場からすると、この状態での退院は攻めた対応のようなコメントでした。

それでも、医師が、今回の退院はお父さんのファインプレーかもしれないと。


入院が長引けば長引くほど、体力が落ち回復が難しくなるのが明らかな中、とにかく家に帰らせて欲しいと訴えた父と母。


正直ここから1週間がキモだそうです。

体力回復し、入院前の状態に少しでも戻れるように、手厚めの対応をと言われています。


介護休暇を利用して、これから1週間を安全に過ごせるようまずは頑張りたいと思います。


因みに母は帰宅したらニコニコで、アイスクリームが食べたいと。

食べることは生きること。

母の幸せそうな笑顔に、心から良かったと思いました。